過多月経に苦しんでいる人は、600万人にも上ると言われています。
働き盛りの女性を悩ますのが、子宮筋腫と子宮内膜症。
筋腫も内膜症も、死ぬような病気でなく、ガン化の心配もないことから
早急の対策を取らない女性もいます。毎月訪れるすさまじい月経に
ただただ我慢している女性も多いようです。
月経過多とは、月経期間中の出血量が多く、長いと8日ほど続き
外出できないほどの出血量やレバー状の塊がでることがあります。
日中に夜用のナプキンを使用しても、1時間も持たなかったり、
鉄欠乏性貧血の症状があれば、要注意です。
重症の月経過多の女性は、重い症状に耐えきれず、子宮摘出手術を
受けるそうです。その数は、年間1万にとも。
筋腫や内膜症の治療は、薬物療法や手術がありますが、
子宮を温存しつつ摘出手術に匹敵するほどの効果がある
MEAがあります。
MEAは、マイクロ波を患部に照射することで、発熱させ
患部を壊死させる治療法です。肝臓がんや腎臓がんなどを
熱凝固させる実績もあります。
このMEAは、異例の速さで保険が適応されたようです。
ただし、内膜がなくなれば妊娠の可能性がなくなるので、
子供がほしいと思っている方は、対象外です。
妊娠を希望する場合は、子宮動脈塞栓術や集束超音波療法も
あります。ただし、保険がきかないので、50万円ほどの
治療費がかかります。
出血量や激痛で苦しんでいる女性で、妊娠を希望しない場合
MEAは手術をしないで、子宮全摘レベルの効果が得られる
画期的な治療法のようです。