最近話題の腸内フローラ。
色々な研究から、腸内の環境が様々な病気の原因に関わっていることがわかってきました。
腸内の環境を整えれば、がん予防、糖尿病予防、脂肪肝予防、感染症予防など色々な病気を未然に防ぐことができると言います。
腸内には、色々な菌がいます。菌の配合は、善玉菌2、悪玉菌1、その他の菌が7と言う、2:1:7が理想です。
その菌の様子をイメージCGで表すと、腸の中に咲いたお花畑に見えることから、腸内フローラと言われています。
ベストバランスが、善玉菌2に対して悪玉菌1と言われるなか、日本人の平均は、善玉菌1に対して悪玉菌が3と言う悪い結果が出ています。善玉菌と悪玉菌のバランスが逆転しています。
この原因は主に、生活習慣の乱れなどで細菌バランスが崩れてしまうことから起こります。
この腸内細菌のバランスが崩れると、がんやうつ病、2型糖尿病、感染症、心臓疾患、肥満などを引き起こします。
細菌バランスさえ保てていれば、病気知らずの健康長寿になれる可能性があると言います。
腸内環境を整える食事の2つの秘密
腸内細菌のバランスが悪くなるとまっ先に現れるのは、便秘です。
便秘を訴える患者が少ない県
1位 茨城県
2位 栃木県
3位 山梨県
4位 山形県
5位 鹿児島県
ここで、番組内で便秘が一番少ない県の理想的な腸内環境の男性の食事が紹介されましたので、ご紹介します。
一般的に65歳を超えてくると、善玉菌の割合がものすごく減ってくるのが普通ですが、この男性は悪玉菌2に対して善玉菌が3もありました。
男性が毎朝食べていたものは、4ネバ丼。これは、納豆とオクラ、長いもです。それと、レタス、ニンジン、大根、ピーマン、きゅうりなどの5種類の野菜サラダと、いんげん、えのき、しめじを魚肉ソーセージで炒めたものを全部乗せて9種類の野菜のどんぶりサラダをを作り、それを14年間毎朝食べているそうです。
腸内フローラの簡単チェック
腸内フローラは、お通じの状態で簡単にチェックできます。
①3日以上お通じがないことがある
②お通じの時間はバラバラ
③お通じに3分以上かかる
④柔らかい便がよく出る
1つでも当てはまる方は要注意です。
4つすべてが当てはまる人は、腸内フローラのバランスが大きく崩れている可能性が大きいと言います。
腸内フローラを活性化させるには、乳酸菌を多く含む、ヨーグルト、チーズ、味噌、漬物などの発酵食品を食べることがポイントです。
また、乳酸菌を効果的に摂るには・・・
食べる時間 → 夜食べる
食べ方 → 4つの乳酸菌食材を一緒に食べる
ことが大切です。
この4つの乳酸菌を全部一緒に摂れるレシピってあるのでしょうか?そこで、奥園さんが考案した4つの食材を全部摂れる腸内フローラを美しくするレシピをご紹介します。
腸内フローラを美しくする奥園レシピ トマトチキンカレー
トマトチキンカレーの材料と作り方
材料(2人分):
トマト2個、ニンニク2かけ、玉ねぎ2個、レモン1/2個、しめじ1パック、鶏もも肉250g、カレー粉大2、ヨーグルト100cc、粉チーズ大2、塩適宜、コショウ適宜、味噌大1、きゅうりのぬか漬け1本、ご飯2人分
①鶏もも肉(250g)を一口大に切る
②塩コショウ(適宜)で鶏肉を揉み込む
③トマト2個をざく切りにする
④玉ねぎ(2個)を薄切りにする
⑤にんにく(2かけ)を粗みじん切りにする
⑥鶏肉をフライパンで焼き、焼き色が付いたら一旦取り出す
⑦鶏肉を焼いたフライパンで玉ねぎを炒める
⑧玉ねぎをあめ色になるまで中火で炒める
⑨にんにくを炒める
⑩その他の具材を全部入れて炒める
⑪ヨーグルト(100cc)を入れる
⑫味噌(大1)を入れる
⑬昆布(1×10cm1枚)、しめじ(1パック)を入れる
⑭蓋をして5分から10分煮る
⑮残りのカレー粉(大1)、塩、コショウ(適宜)で味を調える
⑯きゅうりのぬか漬け(1本)を粗みじん切りにし、絞ったレモン汁(1/2個)で和え、カレーの付け合わせにします。
奥園さんのレシピは手軽につくれて、それでいて本格的。トマトチキンカレー、早速つくってみようと思います。