認知症の症状が現れている人の中に、治療することで完全に治すことができる人がかなりいるそうです。その人たちは、新型認知症と呼ばれています。
新型認知症の人には、特徴的な症状があります。
【新型認知症のチェックリスト】
①便秘が多い
②肩こりや頭痛に悩んでいる
③食欲が落ち体重が減った
④睡眠中 よく目がさめる
⑤以前より疲れやすくなった
【もの忘れ】に加え、上記の症状が2つ以上の症状があった人は、新型認知症の可能性があるので注意が必要です。
うつ病性仮性認知症とは、高齢者うつ病から認知症のような物忘れ症状などを発症する病です。
うつ病性仮性認知症は、従来の認知症とは全く別物で、早期発見し治療することで劇的に症状を改善することができます。
うつ病性仮性認知症の原因となるのは、加齢をストレスです。
まず、加齢により脳の前頭葉の血流量が低下、集中力や注意力がなくなります。
絶え間なく受けるストレスは、便秘、頭痛、肩こり、食欲不振、倦怠感、睡眠障害など自律神経の働きを乱し、全身に次々と症状を起こしていきます。
そうすると、自分がガンなどの大病ではないか・・と考えさらに、ストレスが高まります。
大きなストレスを受けると、加齢で弱りはじめた前頭葉の神経伝達物質が減少し、血流量がさらに低下します。
こうして負のスパイラルがおきて、どんどん脳の血流量が低下していき、認知症と同じような症状がでるようになってしまうのです。
この病気は、早期発見、治療すれば劇的に症状を改善することができます。しかし、病に気がつかず放っておくと、従来の認知症に移行して治療が困難になってしまいます。
前頭葉は、加齢の影響をとてもうけやすいといいます。歳を重ねると脳の神経細胞が減少したり、脳が萎縮したり、小さな脳梗塞などがおこり、血流量が減少することが知られています。
80代になると、20代に比べ血流量は20%低下してしまうそうです。
最近、物忘れが多くなったと思う人は、ストレスに注意してください。
前頭葉の血流量を増やす方法
①散歩などの有酸素運動をする
有酸素運動をすると全身の血流量が上がると思われていますが、実は前頭葉の一部の血流だけアップするそうです。そのため、有酸素運動はうつ病や新型認知症の治療法として注目されています。
②知的刺激法
知的刺激法とは、脳を使い活性化させることです。オススメは、川柳だそうです。川柳は、俳句と違い季語も使わなくてもよく、気軽に行うことができます。
テーマを見つけ、物語をつくり、五七五をつくる簡単なもの。例えば「ああ定年 これから妻が 我が上司」といった感じです。
この2つを組み合わせると、脳細胞の神経ネットワークが強化し、脳全体の機能を活性化、前頭葉の血流を大幅に改善することができます。
まずは1日、30分の川柳ウォーキング。有酸素運動の散歩をしながら、見つけたものを題材に次々を川柳を考えるといいそうです。
2週間続けた女性の血流量は、大幅にアップしていましたから、効果ありですね。