子どものころから歯医者さんが嫌いだった私は、大人になっても苦手な病院の1つです。「虫歯治療=痛い」、「虫歯治療=1回で済まない」と言う図式が成り立っているのでしょうね。
ところが最近、技術の進歩で3Dプリンタが登場し、詰め物の型も3Dプリンタで作れるようになると、虫歯の治療が1回で済むようになっています。
医療の世界は日進月歩。その進化に驚いている今日この頃です。
そんな虫歯の最新治療ですが、私の何がイケないの?でその方法を詳しく紹介していました。
虫歯治療に臨んだのは、大場久美子さん55歳。大場さんは、一時母親の死がきっかけで約8年間、パニック障害に苦しんでいました。死んでしまうのはないかと思うほどの苦しさに仕事もセーブせざるを得ず、辛い時期を過ごしたようです。
パニック障害を克服後、そのことをテレビで公開すると、同じ苦しみを持つたくさんの人から支持をされ、またテレビなどで活躍する姿を見るようになりました。
そんな大場久美子さんも55歳。女性で言えば更年期。そろそろ生理もあがり、色々な疾病が現れてくる年頃ですよね。
女性は生理がなくなると、エストロゲンが急激に減少します。エストロゲンの減少は、カルシウム不足の原因となり、骨や歯に問題を起こします。
大場さんもその影響でしょうか・・・虫歯が17本もあったそうです。
そんな虫歯をたった2日で治す最新治療法とは、気になりますね。私は大場さんと同じ年齢、同級生です^^;
これは、他人ごとではなく、番組内容をしっかりチェックして臨みたいと思います。
ここから番組の内容です
歯に違和感があるけど、痛くないので虫歯はないという大場さん。歯科医院で調べてみると28本中17本の虫歯がありました。
大場さんの口の中の唾液を顕微鏡で覗いてみると、元気な細菌が大量に動き回っていました。
大場さんは、虫歯が大量に発生する多数歯う蝕だそうです。多数歯う蝕は、本来歯磨きのうまくできない子供にがなるそうですが、最近は子供以上に50代の患者が増えているそうです。
大場さんは、歯磨きも約20分と時間をかけてしっかり磨いており、歯磨きの仕方にはほとんど問題ないそうです。それでも、大量に虫歯が発生してしまうのには、女性特有の更年期障害が関係しているそうです。
更年期障害になると唾液の分泌量が減ってしまいます。唾液には虫歯を防ぐ抗菌作用があるため、唾液が減ってしまうと虫歯菌を殺すことができず虫歯になりやすくなってしまいます。
大場さんの唾液量を測ってみると、一般的な量は5mgですが、1.8mgとかなり分泌量が少ないことがわかりました。
大場さんは、40歳過ぎからホットフラッシュなど更年期障害がでており、また、同時期に8年間の間パニック障害となっていたため、ほとんど外出もせず歯医者にも行ってなかったそうです。
大場さんのように唾液の少ない人は、分泌を促すマッサージをするといいそうです。
①耳たぶの下部分の後ろを前に押す
②頬の下部分をぐるぐる回して刺激する
最新医療セレックで2ヶ月かかる治療を2日間で完了
大場さんは、徹底して虫歯の治療をすることを決意。通常なら数ヶ月かかる虫歯の治療を、わずか2日で終わらせてしまうという、医療法人社団あすなろ会 藤見歯科医院(東京銀座)で治療を行いました。
診断したところ、17本の虫歯があるのに痛みがなかったのは、緩やかに進行していく慢性の虫歯だったためで、まだ神経まで虫歯が到達していなかったためです。進行すれば、一斉に痛みだし大変なことになってしまいます。
藤見歯科医院では、虫歯の治療に最先端の装置を使い短期間で終わらせることができます。
歯を削る作業はマイクロスコープをつかい、歯を20倍に拡大して治療を行います。こうすることで肉眼では見えない小さな虫歯まで確認し、虫歯の部分のみを確実に治療することができるそうです。
さらに、歯の被せ物は、セレックという最新医療機械でわずか40分で作ってしまいます。しかし、保険適用外のため1本で65000円かかるそうです。
大場さんは、通常なら約5回、2ヶ月かかる虫歯の治療を、わずか2日間合計4時間で終わらせることができました。
これからの生活は、歯が健康であることはとっても大切になります。私たちも、一度全点検して、しっかり治療しておきたいですね。