お米の値段も、ピンきり。魚沼産のコシヒカリは、高いけどやっぱりうまいですよね。

つやつやして、炊きあがりにはお米がピーンとたっていて、新潟の旅館で食べると、とても同じお米と思えないほどの美味しさです。

炊きたてのご飯

でも、育ちざかりの子供がいたり大人数の場合、毎回そんな高いお米を買っているわけにはいきません。

そんなとき、すごく簡単にお米を美味しく炊く方法があります。古米でも新米のような食感になるから驚きです。

その方法とは、お米を炊く前に氷を入れてから炊くこと。これだけで、炊きあがりが全然違ってきます。

【炊き方】
①普段通りにお米を研ぐ

②そこに氷を2個投入します。氷の分だけ水は少なめに

③15分したら、炊飯器のスイッチを入れお米を炊きます。

つまり、普通の炊き方に氷を入れるだけという超簡単な方法です。

美味しくなる理由は、お米の水の温度が低くなると沸騰するまでの時間が長くかかるようになるためです。

お米の甘み成分は、水温が80度に達するまでの間に分解酵素が働き作られます。つまり、沸騰する時間が長い分だけ、お米の甘みが増してもちもち感の炊きあがりになります。

テレビ東京「あなたの常識は非常識 ソレダメ!」では、氷を入れてご飯を美味しく炊く方法や、お米に関するソレダメを紹介しました。

氷を入れる方法は、プロの料理人もやっている方法ですから、ぜひ試してみてください。

お米を美味しく食べる方法

新米がでたらまとめ買いをしない

お米は精米してから1週間たつと、美味しさがどんどん落ちてきます。ですから、美味しく食べるには、1週間の食べる分だけお米を買ってくること。

買うときのポイントは、袋の上に書いてある「精米年月日」を確認して、一番新しいものを買ってください。

お米の保存は冷蔵庫の野菜室が理想的

米びつに入れ常温保存すると、お米の水分もなくなって味もどんどん落ちてしまいます。保存場所の理想は、お米を冬眠させることができる、冷蔵庫の野菜室。

ジップ袋に入れて小分けにして冷蔵庫の野菜室に敷き詰めておくといいそうです。その上に野菜を置くと、保冷剤の役目もしてくれます。

田舎から送ってきた30kgのお米の袋は、布団の圧縮袋で真空状態にしておくと酸化や乾燥、カビなどが防げます。

お米の美味しい食べる究極のこだわり方

①お米を測るときには、軽量カップで擦り切りして測ることを守ること・・擦り切りしないとお米の量が変わってしまいます。

②お米を研ぐときの最初の水は、ミネラルウォーターで10秒濡らす・・最初に吸わせる水が重要です。

③お米はざるを使って研ぐこと・・釜やボールではとぎ汁の中で研ぐのと同じで糠の匂いがついてしまいます。

④炊く前に、氷を入れて水の温度を下げて炊く・・水量はカップに氷と水を入れ正確に測ること。

④炊きあがったら、すぐにご飯を混ぜる・・放置しておくと、釜の上下でうまみ成分や水分の差がでてしまいます。

⑤余ったご飯の保存は、粗熱をとったらすぐに急速冷凍・・水分が失われず、レンジでチンすれば炊きあがりの美味しさに。

⑥安いお米をうまく炊くには、米1合に対して2、3滴のにがりを入れて炊く・・それ以外にもマヨネーズ、はちみつを大さじ1杯、こめ油や、サラダ油でもOK。米の表面に油膜ができ、つやつやのご飯が炊きあがります。

お米が美味しく炊けるとおかずなしでも、どんどん食べちゃいますよね。炭水化物ダイエットとのせめぎ合いになってしまいます・・。