胃痛の新常識
●胃がもたれたとくきには、炭酸水を飲むと症状が和らぐ
胃もたれは食べ物が消化されずに胃の中に溜まった状態です。炭酸水を飲むと胃の粘膜が刺激され血流が増加、動きも活発化し症状の改善が期待できる。
●逆流性食道炎はキャベツを食べると予防できる
キャベツの成分であるキャベジンは、胃酸の過剰分泌を修復するといわれる。水につけると、栄養成分が溶け出すこともあるので、あまりつけない方がいいそうです。
●ピロリ菌に感染すると認知症になりやすい
胃炎や胃がんの原因になるピロリ菌によって、胃の炎症が起こります。胃炎は脳神経に何らかの影響を及ぼします。
●脳が満腹と感じるのは20分後
胃はこぶし2つほどの大きさですが、食べ物が入ると28倍まで膨らみます。胃がいっぱいになると満腹になるのでなく、脳の満腹中枢が刺激されると満腹と判断し食べるのをやめます。その時間は食べてから約20分後、早食いの人は食べ過ぎてしまいますのでご注意を。
●胃下垂の人は太らない
胃下垂とは胃がたれ下がった人を言いますが、主な原因は筋力の低下です。つまり、胃下垂の人が太らないのではなく、痩せている人が胃下垂になるのです。
●胃潰瘍の予防効果が期待でける果物は
茶色くなったバナナに含まれるリン脂質という成分は胃粘膜を保護し、胃潰瘍を予防すると言われています。
●牛乳を飲んでからお酒を飲むと酔わない
牛乳が胃の中に皮膜をつくりアルコールから守ると思われていますが、まったくの都市伝説。アルコールであっという間に洗い流されてしまうので、効果はありません。
●胃もたれを解消する寝方は
右側を下にして横向きで寝るといいそうです。
胃が痛いと思ったら別の病気
●虫垂炎(盲腸)
胃と腸の神経が近い場所を通っているため、盲腸の痛みを胃の痛みと勘違いしてしまいます。
●すい炎
すい炎はインスリンを分泌しているすい臓の炎症です。主な原因は、大量の飲酒。すい臓は胃の裏側にあるため胃の痛みと勘違いしてしまいます。前かがみになると楽になり、反るとつらくなるのはすい炎です。
●心筋梗塞
心筋梗塞の人は、胃や肩が痛むそうです。胃と近いにあるため脳が勘違いしてしまいます。
胃痛の常識に限らず、医学の進歩により、これまでの常識が全く逆だった・・なんてことが沢山でてきました。
最新の医学情報には、注意を払っておきたいですね。