これからの寒い季節、トイレが近くなりますよね。夜寝ているときもトイレに起きる回数が増えてきます。

でも、頻尿の原因は、寒いからとか、年をとったからではなく頻尿の影に意外な病気が隠れていることが多いそうです。

今回の、はなまるマーケットは、頻尿についての特集です。

頻尿の起こる病気は・・

膀胱炎
菌が膀胱に入り炎症を起こしてしまう薬で治すことができます。若い女性に多いです。

過活動膀胱
膀胱が過敏になり通常の人より小さくなってしまいます。男性の場合には、前立腺肥大によって起こります。

骨盤臓器脱
女性特有の病気で、骨盤底筋が緩むことからおきます。出産経験のある女性は要注意です。

膀胱ガン
腫瘍が膀胱を刺激し頻尿になります。

膀胱の病気チェックリスト

一つでも当てはまったら、病気が隠れていることがあるそうです。
①1日10回以上トイレにいく
②夜中トイレに1~2回は起きる
③水にさわったり水音を聞いただけでトイレに行く
④急にトイレに行きたいと思ったら我慢できない
⑤トイレまで我慢できず漏らしてしまう

過活動膀胱とは・・

寒さなどには関係なく、膀胱が勝手に収縮して強い尿意が起こります。推定810万人、40歳以上だと8人に1人がかかっていると言われています。

膀胱には、通常は300~400cc尿が貯められるのですが、過活動膀胱の人は100cc程しか貯められないそうです。

そのため、日常生活や睡眠にも影響がでてしまいます。

過活動膀胱の改善方法~膀胱訓練による行動療法
少しづつオシッコするのを我慢すること。したくなったらまず5分我慢。月単位で5分づつ伸ばし、最大で30分まで伸ばします。外出先でも我慢し、気にならなくなったら終了。

骨盤臓器脱

40代以上の女性に多く、骨盤の中にある、子宮、膀胱、直腸が下がってしまうものです。

膀胱と子宮が下がってしまい、悪化すると膣口から膀胱や子宮が出てくるようになってしまいます。

原因は、出産などによって骨盤底筋が緩んでしまうこと。骨盤底筋が緩むと、膀胱などの臓器が下がってきてしまい、膀胱を圧迫してしまい頻尿となります。

対処法
骨盤底筋を鍛えるトレーニングにより、改善することができます。

頻尿は、原因によって、治療法が違いますので、まずは泌尿器科へ行って、原因をしっかり調べてもらってください。

症状により、薬の服用、食生活の改善、様々なトレーニング法で治すことができますので、お医者さんと相談してください。

頻尿は、行動範囲をせばめたり、生活の質を落としたり睡眠不足になったり、神経質になったり、と身体ばかりでなく精神的にも多くの影響を与えてしまいます。

加齢のせいと考えず、まずは原因をしっかり確認して治療してくださいね。