今回の1分間の深イイ話は、スペシャル版。スゴすぎる日本の名医教えます最先端医療という特集です。
CTコロノグラフィ検査による検査
大腸がんはどんどん増えています。防ぐには大腸がんの検査をしなければならないのですが、大腸の検査では、肛門から内視鏡をいれなければならず、そのため、女性で検査をうける人はほとんどいないのが現状です。
それを改善してくれるのが、CTコロノグラフィ検査です。この検査による大腸検査は、CTスキャンするだけ。
スキャンデータから腸内の三次元データを組み立て、その内部を検査することができるそうです
まだ微細なポリープは無理ですが、5mm程度のものは確実にキャッチすることができるそうです。
通常の内視鏡は1万円ですが、CTコロノグラフィによる検査費用は3万円。ちょっと高いですが、内視検査がどうしてもいやな方ご検討されてみてください。
遠隔操作システムダヴィンチでの遠隔手術
東京医科大学 橘政昭先生
ダビンチというロボットを使って遠隔操作する手術は、まるでSFのようです。手の動きを小さな動きを忠実に再現し、まったくぶれることもありません。
このダビンチを使い難しいとされる前立腺の手術を行います。ダビンチの値段は3億円。まだ日本に40台しか導入されてないそうです。従来の手術と比べると、出血量が少なく回復も早いそうです。
ダヴィンチでの前立腺がん手術は2012年4月から、保険適用になっています。その他、東京医科大学では、肺がん、子宮がん、膀胱がんにも使用されているそうです。
白内障手術の革命プレチョップ法
三井記念病院 赤星隆幸先生
赤星先生は、独自の手術法で白内障の手術に革命を起こしています。その手術法は、フェイコ・プレチョッパーによる手術。
今まで白内障の手術は、平均1時間以上かかっていましたが、この手術法での手術時間はわずか5分。一日平均40人~50人の手術をこなしています.
麻酔は使わず目薬だけ。独自の器具で4分割に角膜に切り込みをいれ、そこから水晶体をとりだし、人工の水晶体を入れ込みます。
手術終了後2~3時間で帰宅できるそうです。赤星先生はこの手術法と器具のほとんどを自ら開発。特許とらずに、全世界の医療現場で普及させる活動をしています。
心臓病のエキスパート集団 大崎病院東京ハートセンター
心臓病の代表は心筋梗塞。救急車のたらいまわしにされ亡くなるケースもあります。
東京大崎にある、大崎病院 東京ハートセンターは心臓のスペシャリストで外科と内科が一体となり、ハイブリッドな治療で心臓病の患者の命を救います。
外科はセンター長の南淵明宏先生。
心臓バイパス手術のエキスパートです。患者の負担を軽減させるため心臓を止めずにバイパス手術を行う日本を代表する名医です。
内科は、2008年ベストドクター賞を受賞した細川丈志先生。
カテーテル治療のエキスパート。通常のカテーテル検査は30分かかりますが細川先生は5分で終了するすごい技術の持ち主です。
この東京ハートセンターは、外科医5人、内科医は2人。この7人のプロフェッショナルで、心臓病の患者ならどんな症例でもどんな時間でも断らないそうです。
日本の名医の方と最先端医療、本当にすごいですね。