吉井怜さんは、1996年14歳でアイドルデビューし、TV番組で活躍していました。そんな吉井さんに異変がおこったのは、18歳の時でした。
病名は「急性骨髄性白血病」、骨髄の中で白血球が無限繁殖してしまう血液のがんです。
全身の倦怠感や息切れ、貧血などがおこり、発熱、鼻血や歯肉からの出血などの症状が次々と現れます。
夏目雅子さん、市川團十郎さん、中島忠幸さん(カンニング)、本田美奈子さんなどが、この病気にかかり亡くなっています。
渡辺謙さんは1989年に発病し、1994年に再発しましたが、治療により健康を取り戻し、今や世界的なスターとして活躍しています。
TBS「駆け込みドクター!」では、吉井怜さんの壮絶な白血病との闘いと、現在心がけている吉井さんの健康法を紹介してくれました。
18歳で急性骨髄性白血病 解維持療法と骨髄移植の2度の治療
吉井さんの発病したのは、2000年。奄美大島のグラビアカレンダーの撮影の時に体調を崩し緊急入院となったそうです。
検査の結果、病名は急性骨髄性白血病でした。吉井さんにショックを与えないようにと白血病であることは伏せられ、「再生不良性貧血」ということで治療にあたったそうです。
しかし、白血病の治療には、無菌室に入り強力な化学療法(抗癌剤)の投与が必要です。吉井さんの髪の毛は抜け落ち、爪もまっ黒く変色してしまいますが、5ヶ月の治療を乗り切り退院します。
一度自宅に戻りましたが、さらに完治を目指し、白血球の型が一致していたお母さんの骨髄を移植を受ける手術を受けました。
吉井さんの体は、骨髄移植の手術後10日間の記憶がまったくなく、血液型がA型からO型になるほどの衝撃を受けたそうです。
手術は無事成功し、吉井さんの血液は正常な状態となり健康を取り戻しました。
吉井さんは、壮絶な自分の闘病記をまとめ、2002年『神様、何するの』として出版。この本はベストセラーとなり、ドラマ化もされました。
現在は、吉井さんは33歳。ドラマや写真集などを出版し活躍しています。
自家製味噌と甘酒を使った吉井流免疫力アップ料理
TBS「駆け込みドクター」で、自家製の味噌と甘酒を使って免疫力をアップさせる、吉井流健康料理を紹介してくれました。
吉井さんは、自家製の味噌と甘酒をつくっているそうです。なんと、みそソムリエの資格も持っているそうですよ。
甘酒には黒米を使用するほどの本格派。甘酒は、飲む点滴と言われるほど、栄養価がたっぷりですよね。
●自家製味噌汁
自家製味噌を使って、みょうがともずくを加えた味噌汁です。
味噌汁は、1日3杯以上飲むと、乳がんのリスクが40%下がるという位健康に良いそうです。
●さわらの自家製味噌 甘酒のソースがけ
甘酒ソース
・サワラ 2切れ
・味噌 大さじ3
・甘酒 100cc
・オリーブオイル 大さじ1
・卵黄 1個
・塩 小さじ1/2
①サワラは焼く前に、甘酒に漬けおき、焼きます。
②甘酒ソースの材料をボールに入れ、よくかき混ぜます。
③焼き上がったサワラに、甘酒ソースをかけていただきます。
●オレンジと自家製甘酒のスイーツ
甘酒(お好みの量)に、刻んだオレンジをお好み量入れるだけです。
味噌や甘酒などの発酵食品は、腸内バランスを整え、消化吸収を助け、生活習慣病の予防にもなりますから積極的摂りたいですね。
甘酒ソースのサワラ焼き美味しそうですね。ぜひ試してみたいと思います。