私たちの子供頃始まった、ウルトラQ。その後、ウルトラマンシリーズが始まって、当時から今の子供まで、男の子の一時期は、ずーっとウルトラマンに憧れ続けていますからすごいですよね~。

そのウルトラマンシリーズでウルトラマンタロー役をつとめたのが、篠田三郎さんです。ウルトラマンタローから41年、篠田三郎さんは現在66歳で、現在も俳優業として活躍しています。

篠田さんのウルトラマンタローのあと、弟ウルトラマンレオ役をつとめたのが俳優真夏 竜さんです。二人は、ウルトラ兄弟としてばかりでなく、私生活でも仲良しだったそうです。

2004年こと、真夏さんの奥さんから突然篠田さんに電話がはいりました。真夏さんは、胃がんのステージ3Aまで進行しており、余命半年を宣告されてしまったとのことでした。

真夏さんのガンは、再発の可能性も高く手術の難しい状態だったそうです。手術してくれる病院を探すも、なかなか見つからず困りはてた奥さんは、篠田さんに電話してきたのです。

篠田さんは、名古屋で舞台講演中でしたが、その電話を受けてから、すぐに知り合いの医師に連絡し、手術をしてくれる病院を探しはじめます。そして、都内にある大学病院でセカンドオピニオンを受ける段取りをつけます。

その病院は、過去に多くのがん手術の実績をもち、術後の影響まで考えてくれる信頼性の高い病院でした。

真夏さんは篠田さんから連絡をもらい、大学病院でセカンドオピニオンを受けることを決意します。相談日、真夏さんと奥さんは大学病院に入ったところ、なんと名古屋講演中の篠田さんが玄関で待っていてくれたそうです。

真夏さんの胃がんは、精密検査の結果、末期ではなく胃の3分の2を摘出手術するで対応できるとのアドバイスをもらうことができ、真夏さんはすぐに手術を受けることができました。

ステージ3Aは、手術後5年の生存率が40%と言われてましたが、真夏さんは術後10年がたった今でも再発はせず、元気でした。現在は、俳優業の傍ら奥さんの経営するバーで読み聞かせのイベント活動をしているそうです。

真夏さんは「篠田さんがいなかったら、自分は今いなかった・・。本当に感謝しています」と涙ながら語ってました。その撮影の現場に、篠田さんがドッキリスタイルで登場し、二人は再会を果たします。

篠田さんは、真夏さんの感謝の言葉を聞いて「少しはいいことをしたかな・・と思ってます」といつもの感じで静かに笑いました。

人生は、ほんのちょっとしたことで大きく変わります。ですから、人生の岐路にたったとき、的確にアドバイスしてくれる人や友は、本当に宝ものです。

特に、病気のばあいには、アドバイス一つで運命が大きく変わることが多々あります。セカンドオピニオンは、誰でも受けられるシステムで、病気の判断に迷ったとき専門家の目で適切なアドバイスをしてくれます。

診療方針があっていれば「大丈夫ですから安心して、今の病院で継続受診してください」、違っているときは、「こういう診療方針もあるんですよ」と具体的に提示してくれますので、気兼ねなく相談できるシステムです。

大きな病で判断に迷ったときは、ぜひセカンドオピニオンを受けみてくださいね。