からだのゆがみは、日常生活で偏った姿勢やクセが原因。確かに、同じ側ばかりにカバンをかけたり、足を組んだり、頬杖をついたり・・・。

体が、その姿勢を覚えてしまって、そうしないと落ち着かないような感じですよね。

私の場合は、足組みです。とくかく足を組まないと落ち着かない・・、食事の時は行儀が悪いのでなんとか我慢してますが、コーヒータイムになると、すぐに足を組みます。

足組

また、寒い季節になると、コートに手を入れて、背中をまるめ歩いている人が多いですが、これも良くないそうです。

いつの間にか、骨格が歪んでしまい、体にいろいろな不調を起こしてしまいます。

12月10日放送のTBS「サタデープラス」で、骨盤の歪みと病の関係の特集を組んでいたので紹介しますね。

骨盤が歪んでいる人は風邪がひきやすい

神戸常磐大学の柳本有二先生によると、骨盤がゆがんでいる人は、免疫力が下がってしまい風邪をひきやすくなってしまうそうです。

なぜかというと、骨盤がゆがむと消化器系が下がってしまい内蔵の機能が低下、その結果代謝や血流が悪くなって免疫力が下がってしまうためだとか・・。

免疫力の低下は風邪ばかりでなく、色々な病気の原因ともなります。

また、骨盤のゆがみは、腰痛、便秘、うつ病、冷え性などにも関係しているといいます。

日常的にゆがみが続いていると、脳はその状態を正しい姿勢と勘違いしてしまうため、悪い方向にさらに進化してしまうとか。

本当に怖いですよね・・・。

背中が猫背の人は脳梗塞の危険性

順天堂大学浦安病院の脳神経・脳卒中センター長卜部貴夫先生によると、猫背を放置すると脳梗塞のリスクが高まってしますそうです。

猫背と脳梗塞は、どんな風につながっているのでしょうか。

猫背の人は、首の骨の中にある椎骨動脈が慢性的に圧迫された状態にあるそうです。

その状態で外部から衝撃を受けると、血管が裂けたり血栓が剥がれ脳梗塞を起こる可能性が高まってしまいます。

また、猫背姿勢は肺も圧迫しているため、慢性的な酸欠状態になって、脳に酸素が行き渡らなくなり脳の機能低下が起きているそうです。

そうすると、しびれ、肩こり、頭痛、便秘などの症状が現れることがあります。

また、猫背を放置していると背が縮んでしまうとか・・。これはショックですよね・・。

姿勢が悪いと血液などの体液の循環が滞り、背骨の骨と骨の間の椎間板の水分が減少してしまい、縮んでしまうためです。

身長が、50歳で2cm、年配の方では1年間で13cm縮んでしまう人もいるそうですよ。

最近、身長が縮んでいる人は要注意ですね。

正しい姿勢の作り方

まずは、骨盤に歪みがでてないかをチェックします。

用意するのは、床の上に位置をつけるためのビニールテープ。30cmほどの長さに切って、床に十字マークをつくります。

骨盤チェック法

①十字の上に足が平行になるように立つ(土踏まずの中心が横線の上になるように)
②目をつぶって足踏みを30回行う(足踏みはしっかり足を上げて)

30回の足踏みのあと、目を開けて十字の位置からどれくらい移動しているかを調べることで、骨盤のゆがみがチェックできます。

前に進んでしまうのは異常ではありませんが、左右にずれた位置にいる場合には、偏っている方向に骨盤が歪んでいるそうです。

正しい姿勢をつくるには

①天井からの糸で頭を吊り上げられ背筋がピーンを伸びたイメージ
②あごを引き、腹筋を使ってお腹をへこませ骨盤を立てる

横から見たときに、首の付け根、肩、ひじ、くるぶしが一直線になっていればOKです。

骨盤のゆがみを整える簡単な方法

【おしりプリプリ歪みウォーキング】
梱包用のひも、またはマスラーなど、腰に巻けるものを用意します。

①腰を上に伸ばしお尻を意識的にプリンと突き出します。
②プリンと突き出たお尻の下の位置に、紐やマフラーを通して固定
③この状態で30m歩き回る

これを1日数回行うと、脳が正しい骨盤の位置を記憶してくれるそうです。

私の日常はパソコン生活なです。モニターを見るため前のめりになって、体を安定させるために足組みしています。(^_^;)

きっと、しっかり悪い施設を脳は覚えてしまっているんでしょうね。

今からでも遅くはありません。姿勢を正して、心も体も人生も、まっすぐに生きていきましょう。

(情報参照元:2016年12月10日放送 TBS「サタデープラス」)