今、日本全国に化学物質過敏症で悩む方が、１００万人いるといわれています。
化学物質過敏症は、特定の化学物質に接触し続けていると、
あるときから突然、その特定の化学物質にわずかに接触するだけで、
身体にいろいろ症状が出てくるようになってしまいます。
家の中には化学物質があふれており、家の中で生活する時間が長いことから
３０代～４０代の主婦の多いそうです。
●原因となりえる化学物質
・ 殺虫剤、除草剤、抗菌剤、可塑剤
・塗料、クリーナー、シンナー、芳香剤
・衣料 絨毯、カーテン、壁紙、接着剤
・貴金属、重金属、化粧品、香水
・家庭用ガス、排気ガス、大気汚染、
・医薬品
●主な症状
自律神経症害～発汗異常、手足の冷え、
精神障害～不眠、不安、うつ状態、不安愁訴
末梢神経症害～のどの痛み、渇き
消化器症害～下痢、便秘、悪心
眼科的障害～結膜の刺激的症状
循環器障害～心悸亢進
免疫障害～皮膚炎、喘息、自己免疫疾患
●防ぐためには
・化学物質を浴びすぎない（特にガス性注意）
・マスク、手袋着用
・有酸素運動、入浴
化学物質過敏症は誰でもなりえるもので、人によって症状が
まちまちなため、なかなか原因を特定するのが難しいようです。
治療には一定期間、完全に化学物質から遠ざけることが必要で、
番組では、自然物質の中で生活する福島県南会津の施設を紹介してました。
今までは、なんともなかったものに、ある日突然、体調異常を引き起こされる
化学物質過敏症とてもやっかいな病気です。
お悩みの方は、NPO化学物質過敏症支援センタに相談してみてください。
