日本人の三大死亡原因は、がん、心疾患、脳血管疾患です。
そのうちの、心疾患、脳血管疾患は、高血圧と密接な関係があります。

高血圧は、収縮期血圧が140mmHg以上、
または拡張期血圧が90mmHg以上の方をいいます。

高血圧の自覚症状がほとんどないため
知らず知らずのうちに悪化していってしまいます。

高血圧と診断されると患者さんの健康状態や、原因によって薬が処方されます。

高血圧になる原因は、遺伝と環境といわれていますので、
自分の体質を理解した上で、日常生活で注意することが必要です。

        *        *
【名医にQでの説明】
ギューッと型とは・・
ストレスなどの刺激を受け交感神経が働き、
ノルアドレナリンが分泌され血管がギューッと収縮してしまいます。

パンパン型とは・・
食事で塩を採りすぎると、血中の塩分濃度が高くなり、
血管の塩分を一定に保つため、回りの細胞から水分を取り込んで
増えてしまい、血液量が増えて血管がパンパンになってしまいます。

どちらかなタイプは、血圧検査をすると簡単にわかるそうです。

血液検査をして、ノルアドレナリンとニリン高い場合には、ギューッと型
ANPが高い場合にはパンパン型    

●ギューッと型(血管収縮)の傾向
・ストレス多い
・神経質な性格
・早朝の血圧が特に高い
・血圧の変動が大きい

●パンパン型(血液量過剰)の傾向
・腎臓の働きが低下
・塩分 ・高齢
・血縁者に高血圧
・夜も血圧高い

若いときはギューッと型、齢をとってくるとパンパン型になってきます。

●タイプによってどんな薬がいいのか
ギューッと型の方には、

交感神経抑制薬 ARB ACE阻害薬 カルシウム拮抗薬

パンパン型の方には
利尿薬(カリウムやナトリウムが下がり尿酸が上がるので注意)

●自分でできる生活改善方法 
複式呼吸は交感神経を和らげる効果があります。
しっかり椅子にこしかけて、軽く寄りかかる。
お腹に手をあて 鼻から5秒吸い口から10秒ではく 
これを1セットとし2~3セットするだけで血圧がおちてきます。

●家庭で塩分を測定できる装置
塩分摂取量簡易測定器「減塩モニタ」 28,350円(税込み、送料込み)

【名医の皆さんは】
慶應義塾大学教授 伊藤 裕先生
減塩・生活改善 国立病院機構九州医療センター科長 土橋 卓也先生
腎臓 川崎医科大学教授 柏原 直樹 先生
       *        *
毎日の塩分の採りすぎやや、過食、運動不足はわかっているんですけどねぇ~。
有酸素運動が効果的なので、軽いウォーキングなどもいいですよね。