足の先が自分の身体でないように冷たくなる・・・女性の多くの人が経験することですよね。冷え性という症状があまりにも一般的なため、「みんなそうなんだ・・」と思っていると、そこに大病が潜んでいる可能性があります。
足先が冷たいのは、末端まで血液が十分に行き渡らないために起こっています。
足先の冷えの原因となるのは
①自律神経の乱れ・・ストレスや不規則な生活から
②皮膚感覚の乱れ・・きつい靴や下着による締め付け
③血液循環の悪化・・貧血や血管の障害
④筋肉量が少ない・・発熱量が少ない
⑤女性ホルモンの乱れ・・更年期などによる血行障害
しかし、血管が詰まってしまっておこって冷えが起きている場合があります。その病気だった場合には、放っておくと足の指の切断や、最悪では命の危険まで起こることがあります。
その病気とは、閉塞性動脈硬化症です。閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化により血管が狭窄したり閉塞したりして、手足の末端まで血液が流れなくなってしまい起こります。
動脈硬化の原因は、糖尿病、高血圧、脂質異常、慢性腎不全、喫煙などです。
閉塞性動脈硬化症には特徴的な症状があります。一定距離を歩くとふくらはぎなどが痛くなり歩けなくなる間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。数分から10分立ち止まって休むと痛みは消えて歩けるようになりますが、すぐにまた歩けなくなってしまいます。
その他にも、じっとしていても手足にさすよう痛みがある安静時疼痛、手足に腫瘍などができやすくなる、などの症状があります。
悪化すると、足先に血流が流れなくなって細胞が壊死をおこし、足の指を切断することになってしまいます。
また、原因の元が動脈硬化のため、心臓や脳でも同様な状態である可能性が高いため、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性もあるので、早急な治療が必要です。
同様に手足の冷えが起こる病気として、バージャー病、全身性エリテマトーデス(SLE)などがありますので、手足が冷たく、少し歩くとふくらはぎが痛くなる方は、すぐに受診してみてくださいね。
「得する人!損する人!」でも、冷え性に潜む危険な大病について紹介してましたので、その内容をご紹介します。
冷えは、加齢や食生活の乱れ、運動不足などからも引き起こされますが、放っておくと足の指を切断しないといけない状況になる疾病があります。それは、閉塞性動脈硬化症です。
これは、動脈硬化により血管が細くなったり、詰まったりして脚の十分な血液が保てなくなる病気です。
番組で紹介された女性は、右足に痛みを感じていました。痛みで歩けなくなったときは、ベンチで休むと痛みが治まったため受診することなく過ごしてしまったそうです。脚の色が変わった時点で受診した結果、最悪、足を切断することになりかねなかったと言います。
この疾病で痛みを感じるのは、血管が詰まったときのもので、休むと血流が戻るため、痛みが引くと言います。
閉塞性動脈硬化症で大切なポイントは、足の冷えや痛みの他、足が頻繁につることです。原因は、血管が詰まることで、ふくらはぎの筋肉が委縮し、足がつるようになります。
番組の女性も頻繁に足がつっていました。冷えを感じ脚が頻繁につるようになった段階で受診すれば、運動や薬などを用いた治療をうけることによって、進行を抑えたり、症状を楽にすることができるそうです。
この病は、女性より男性の方が多いようです。思い当る方は一度受診してみてくださいね。