遺伝子やDNAなど検査方法の進歩により血液検査をすると、現在起こっている身体のトラブル、これから起こるだろう病気の予測が高い確率でわかるようになりました。

血液を採取すると、一般的には以下のような検査が行われます。

・血液学的検査     
・凝固・線溶系検査
・生化学的検査     
・免疫学的検査
・内分泌代謝系検査

この検査結果よって、貧血・炎症、腎機能 、脂質 、糖代謝、栄養状態、肝機能、肝炎、がん、糖尿病などの生活習慣病、アレルギー反応、エイズ、貧血、白血病、動脈硬化などが判断できます。

また、一般的な血液検査の他、オプションとして行われる検査に癌などの進行を検出する、腫瘍マーカー検査があります。

●腫瘍マーカー検査

・CEA(消化器系のがん)
・AFP(肝臓系のがんの疑い)
・PSA(前立腺の疾患の疑い)
・CA19-9(膵がん、胆管がん、他胆石や、肝疾患)
・NSE(肺がん/小細胞がん、神経芽細胞腫、大腸がん、神経内分泌系腫瘍)
・SCC(肺がん/扁平上皮がん、子宮頚がん、食道がん)
・BNP(心不全・心筋梗塞・心筋症)
・CA125(卵巣がん) ・CA15-3(乳がん、卵巣がん、子宮がん)

今回番組では、芸能人の方の血液を徹底検査。受けたのは血液ドック。血液をあらゆる角度からチェックし身体の異常をチェックします。

また、以下の血液検査をオプションで追加しました。

・高感度CRP(1000円程度)
・RM値(1000円程度)
・アディポネクチン(4000円程度)

板東英二さんの血液検査

異常値
・高感度CRP~動脈硬化や心臓病が早期に発見できます。
・RM値~超悪玉コレステロールがあると高い数値がでます。
・アディポネクチン~傷ついた動脈を修復して心筋梗塞や動脈硬化を改善、

糖尿病を予防したり長寿ホルモンと呼ばれています。

結果
・動脈硬化が進んでいる
・超悪玉コレステロールが多い
・長寿ホルモンが少ない

対処法
・内臓脂肪を減らすとアディポネクチンが増えてきて動脈硬化を防いでくれます。

バービーさんの血液検査

異常値
・尿素窒素~腎臓や肝臓の機能低下
・中性脂肪~放置すると心疾患や血液の老化、脳血管疾患
・アディポネクチン~女性にもかかわらず長寿ホルモンの低下

結果
・血液検査は中年太りのおじさんの血液

対処法
・徹底的な生活改善
・ダイエットは1ヶ月で1kgで1年10kg
・酒を控えタバコは禁煙
・炭水化物を減らす

金村さんの血液検査

異常値
・脂質~中性脂肪、LDLコレステロール
・肝機能~AST(GOT) ALT(GPT)γ-GPT
・尿酸~尿酸

・レムナントコレステロール~動脈硬化を一気に進めます

結果
・異常値のオールスター、早ければ2年以内に
・動脈硬化で血管が詰まるか、弾ける大変な結果になります。
・自分でロシアンルーレットをしているようなもの。

対処法
・今までの生活をして運に任せるか
・命懸けの生活改善(禁酒、禁煙、食事制限)

一般の人たちにおすすめのオプション検査はアディポネクチン(4000円程度)だそうです。

また、古いデータは必ず保管しておくと、自分の身体の流れがわかるそうです。

血液検査は、定期的に検査し、その見方はしっかり覚えておくと、健康管理にとても役立ちます。

献血をすると同時に血液検査もしてくれます。献血は69歳まで(64歳~69歳の献血は60歳から64歳の間の献血経験者)できますので、社会貢献を兼ね献血するのもいいですね。

年に1回は、血液検査をして身体の状態をチェックしておきたいですね。