腰痛で悩む人の7割近くは原因が明確にわからず、その中の多くの人が、ストレスが原因ではないかと言われています。
腰痛は、動けないほど痛くなったり、良くなったりの繰り返し。ヘルニアかな・・、坐骨神経痛かな・・、内蔵が悪のかな・・。
将来寝たきりになったらどうしよう・・・など、痛みが走るたびに、悪い方向のことを考えてしまいます。
整形外科へ行っても、レントゲン、鎮痛剤とシップと電気治療で一向に改善せず、半分あきらめて整骨院や鍼灸に通われている方が本当に多いですよね。
その原因が、実は心理的なストレスの可能性があるというのですから、驚いてしまいますよね。
ということは、ストレスを解消すれば腰痛は治るかもしれません。そこで、腰痛の痛みの見分け方と、解消法のチョイスを教えてくれます。
ストレス腰痛のチェック方と解消法
今日本には腰痛に悩む人が2800万人、なんと5人に1人、40歳以上では3割~4割の人が腰痛持ちだそうです。腰痛の原因は、椎骨が狭い、椎間板ヘルニアなど骨や神経が傷ついた時ばかりではないそうです。
これまでの腰痛治療・対処法
これまでは、腰痛になると、薬、整骨・マッサージ・はり・きゅう、温熱・けん引、コルセット、手術などの治療を行ってきました。
しかし、これらの治療をしても腰痛はなかなか治りません。最悪、外科手術という方法になりますが、体に負担をかける代償と引き換えるほど、よくなることはないそうです。
腰痛の悪いチョイス
腰痛にとって一番悪いことは、長時間、同じ姿勢でいること。例えば、ソファーに沈み込んでテレビを長時間見ていると、腰への負担が40%大きくなるそうです。
同じ姿勢でいると、一部の筋肉しか使わないため腰に大きな負担をかけることになります。会社の仕事やパソコンでも、注意が必要です。
運動療法・・腰痛の悪循環から好循環へ
腰痛になると悪循環が始まり、さらに悪くなります。
腰痛→動かない→運動不足→筋肉の低下→
多少痛くても運動することで、好循環にすることで改善します。
運動→筋肉アップ→痛みが和らぐ→動ける
とにかく、痛くても動くことが大切だそうです。番組では、慢性痛教室に通って腰痛を克服した人を紹介してました。
●心理療法・・痛みの原因を理解し改善をはかる
40歳の女性の場合、腰椎の圧迫骨折で腰痛が起こりました。骨折は完全に治ったのですが、ひどい腰痛は収まりません。
家事もできない状態で、仕事もできず生活も苦しくなり先行きを考えると不安でしょうがなくなりました。このような痛みは、心理的ストレスが原因の事が多いようです。
痛みに対して、不安や、うつ状態などがでてくると痛みがさらに増強されてしまいます。実は、腰痛の8割くらいは心理的なものだろうと言われています。
●専門家に見てもらう
番組の患者さんは、病院に通い「痛み日記」をつけることを奨められました。痛み日記は、痛みの度合いや、きっかけ、状況などを日記につけていくものです。
こうすることで、自分の痛みを客観的に見ることができるようになり心理的な負担が減り、前向きに対処できるようになるそうです。
3ケ月以上腰痛が続く人は、運動療法と心理療法が有効なので専門家にぜひ相談してみてください、とのことでした。