腰痛に悩む人は、推定で2800万人もいるそうです。子供や若い世代を除けば、高齢者のほとんどの人が腰痛もちということになってしまいますよね。

腰痛は、マッサージ、湿布、温泉、腰痛体操、いろいろ試してみてもなかなか治らないものです。

腰痛

星野監督も間腰痛に悩まされ続けてきたようですが、腰椎間板ヘルニアのほか、黄色靱帯骨化症をいう難病も併発していることが解り休養を発表しました。

黄色靱帯骨化症は、脊髄の背側にある黄色靱帯が、通常の何倍もの厚さになり骨のように固くなって、脊髄を圧迫する病気だそうです。

神経を圧迫するため、徐々に下半身がしびれてきて、歩行困難になってしまう場合もあるそうです。原因はよくわかっておらず、診療は、X線の他、CT、MRIでの診断が必要とのことです。

また、64歳の主婦の場合、腰痛の原因は胸にあった!?という症例も紹介さます。長年腰痛と思っていたら、実はまったく別の病気だった例がたくさんありますので、気をつけなくていけないですね。

厚生中央病院 駒形正志先生が、腰痛の悩みにしっかり応えてくれます。

腰痛と足のしびれは黄色靱帯骨化症かも・・

64歳の主婦の場合、腰と両太もものしびれが起きていました。

少し歩くと、しびれと痛みで歩けなくなくなり、1~2分休むと治るという状態が続いていました。

心配になって整形外科へ行ったところ、脊椎管狭窄症という診断を受けました。

薬の処方をしてもらいましたがいっこうに改善せず、頻尿、小さな段差でのつまづき、足の感覚が鈍くなってきました。

そこで、腰痛の名医 厚生中央病院 駒形正志先生を訪れました。

先生は問診と触診しながら、頭の中で神経マップに照らし合わせながら原因を突き止めていきます。

先生が注目したのは、
①歩き方の異常
②太もも上部に痛みやしびれがある
③足の反射が強い

そこで、胸部MRIをとり診断されたのは、星野監督を襲った病と同じ胸椎黄色靱帯骨化症でした。

骨化した靭帯が肥大化して脊椎を圧迫して神経の伝達生涯を起こしていました。

この病気の場合、画像に骨の変形など見られると間違って診断されることが多いそうです。

●腰痛の出方でわかる病気の見分け方

①姿勢によって痛みが変わる・・腰に原因がある
前かがみになると痛みが増す・腰椎椎間板ヘルニア

前かがみになると痛みが軽減・・腰部脊椎管狭窄症

②姿勢で痛みが変わらない場合
・胸の骨か、内臓に病変はあります。

●胸椎の主な病気

胸椎黄色靭帯骨化症・・今回の病気
脊髄損傷・・脊髄に腫瘍ができる

病になると腰痛がでる内臓の主な病気・・肝臓、腎臓、すい臓、腎臓、胃、子宮など

痛みはその臓器に近い場所が痛みます。

腰痛は画像だけではわかりません。腰痛とともにでる症状をしっかり医者に伝えることで正確な診断ができるそうです。