夏も終わりかけのころ、お肌に赤いぶつぶつができてしまいあせもかな・・と思って油断すると大変なことになることがあります。
実は、そのぶつぶつは「あせも」ではなく、「汗荒れ」かもしれません。あせもと汗荒れ、実際はどう違うのでしょうか。
あせもは、汗の汗腺がふやけた角質で詰まってしまい、赤いブツブツができてしまう状況で、かゆみをあまり生じません。
汗荒れは、汗の汗腺がつまりことはないのですが、汗をかいた後の塩分やアンモニアの残留が皮膚にのこり、これが肌の炎症を起こしてしまう状態をいいます。
肌がかぶれたような状態をなり、カユミをともなうのが特徴です。
汗荒れは、一種の接触性皮膚炎で、かゆくて掻き続けると今度は掻破性湿疹となって、どんそん症状が悪化してしまいます。
そうなると、人によっては数ヶ月、何年と治らない状態が続くようになります。
女性の場合には、わきや首回り、お腹に汗荒れがおこることが多いそうです。
●汗荒れ予防法
①汗をこまめに拭いて、夏でもしっかり保湿すること
②衣類は、通気性のあり袖のあるもの(わき汗対策)
③首周りは、かたい襟やストールは避ける
④風呂は柔らかいタオルで洗う
(炎症を起こしている人は手のひらで洗う)
⑤入浴後しっかり保湿しておく
掻いては絶対ダメです。カユミを抑えるのは、クリームや軟膏など、肌にやさしいものを使ってください。3、4日おさまらない人は、病院に行ったほうがいいそうです。
秋は、お肌も疲れて敏感になってますので、気をつけましょうね。