今、大人のぜんそくが増えているそうです。特に、空気の冷えてくる秋は、ぜんそく発作を起こしやすいので注意が必要です。

せきが続くと、風邪かな・・ぜんそくなのかな・・と迷ってしまいますが、実は、ぜんそくの診断は医師でも難しいそうです。

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せきが8週間以上長引く場合には、慢性的な気管の炎症を疑い次のようなことを確認してください。

●長引くせきのチェックポイント
①たんが白い
②熱がでてない
③せきのタイミングが決まっている
④毎年決まったシーズンにでる

たんが黄色で熱がある場合には感染症の可能性が高いそうです。また、ぜんそくのせきは、夜中から明け方にでることが多く毎日、同じような時間帯にでる場合には、喘息の可能性が高いといいます。

これまで、ぜんそくの診断は、たんを採取して炎症で増加する白血球の一種「好酸球」の量を調べ診断していました。

しかし、たんのでる患者さんは全体の5%に過ぎず、有効な検査方法にはなってなかったそうです。

2013年、ぜんそくの新しい検査方法として「呼気NO検査」が保険適応となりました。

呼気NO検査法は、気道に炎症が起こると一酸化窒素合成酵素(iNOS)が増えることに着目し、計測する装置です。

これによって、ぜんそくの炎症状態が把握できるようになり、より的確な治療ができるようになったそうです。

現在のところ、全国200箇所、大学病院や総合病院に備えられているそうです。

せんそくの治療は、吸入ステロイド薬で炎症を抑え、発作が起きないように症状を適切に管理することが必要です。

しかし、ちょっと改善が見られると自己判断で勝手に止めてしまう人が多く、それが重症化の大きな原因となっているそうです。

ステロイドによる治療は、副作用も少ないので、医師の指導をしっかり守って治療に専念することが回復の早道のようです。

皇后さまも、大人のぜんそくにお悩みようです。症状の回復をお祈りするとともに、私たちも気をつけなければなりませんね。