秋に鼻づまりになるのは、ヨモギやブタクサなどの花粉や寒暖差アレルギーが考えられます。

鼻づまり

鼻づまりを軽く考えて、鼻づまりを放っておくと、トンデモナイことになりかねません。

また、子供の鼻づまりは、低身長や学力の低下にも影響するので、たかが、鼻づまりでも長引く場合は、必ず病院を受診することが大切です。

今回の世界一受けたい授業で、「鼻づまり」について詳しく教えてくれたのは、慈恵医大耳鼻咽喉科学教室教授 鴻 信義(おおとり のぶよし)先生です。

鼻づまりの原因

鼻の中の粘膜に細菌が感染し、炎症を起こして腫れると、鼻づまりが起こります。

長引くと、副鼻腔にまで感染が及び、膿が溜まります。細菌が増殖し慢性化すると「蓄膿症(ちくのうしょう)」になります。

普通のアレルギーの鼻水は無色透明ですが、蓄膿症の鼻水はどろっとし臭いもあります。

鼻みずが出た時に、鼻の穴にティッシュを詰める人がいますが、鼻水はもともと体内に入った悪い物を外に出す働きがありますので、ティッシュで出ないようにフタをすると、鼻の中で雑菌やウイルスが繁殖し、気管支炎や肺炎のリスクが高くなります。

どうしても鼻水を止めたい時は、薬を飲むのことです。

また、鼻を強くかむと、鼻水が耳に入り中耳炎になる可能性があります。勢いよく噛むのもNGです。

虫歯も鼻づまりの原因になります。

虫歯が原因の副鼻腔炎は、虫歯側にだけ膿がたまるので、片側の鼻だけがつまると言う症状に見舞われます。

細菌が脳に行くと意識障害が起こったり、目が見えなくなるなどの合併症を引き起こす危険もあります。

副鼻腔にガンの可能性も

長引く鼻づまりが副鼻腔のガンの可能性もあります。

副鼻腔ガンの症状
・片側だけの鼻づまり
・血や膿がみ混じった鼻水
・顔面の腫れ
・歯の痛み
・物が見えにくくなる

副鼻腔ガンは、早期発見できれば治療が可能がガンです。

副鼻腔炎の治療

ちゃんと治すのであれば、病院を受診して、薬を飲んだり手術を受けると治すことができます。

緊急に対処したい場合は、蒸しタオルを顔に当てて2~3分すると、鼻の中の血流が良くなって鼻がス~と通った感じになります。

鼻炎に効果のある食べ物

鼻炎に効果のある食品は、「レンコン」です。

このレンコンに、ヨーグルトを混ぜた「レンコンサラダヨーグルト」を食べると鼻づまりの改善が期待できます。

レンコンをヨーグルトなどの乳酸菌と一緒に食べ続けると、鼻の粘膜の炎症を改善する効果があるそうです。

あくまでも食品ですので、即効性がありません。鼻炎が改善するかもと言う期待を抱きながら食べるのが良いそうです。