デンタルフロスってご存知ですか?歯医者さんへ行くと衛生士さんが、歯の掃除をしてくれるときに使う、糸のようなものです。歯と歯の間に糸をはさんで、歯の隙間を掃除してくれます。実は、この歯間の掃除は、歯を守る上でとっても大切なんです。
歯磨きしてもなかなか取れない、歯と歯の間に挟まった食べかすの掃除はやがて、プラーク(歯垢)となり歯周病の原因になります。歯磨きのブラッシングでは、歯の表と裏はよく磨けますが、歯の隙間は十分に磨くことができません。
歯間をしっかりケアして、ようやく歯磨き完了と言えるくらい大切なんです。アメリカやスェーデンでは、歯間掃除は当たり前で、子供のときから習慣づけられているそうです。
歯間の掃除には、糸とようなデンタルフロスと毛のついた歯間ブラシがあります。
どちらも同じ効果があります。
デンタルフロスの使い方
歯と歯の間にフロスを挿入して前後に動かしながら、歯茎のところまで入れていきます。ポイントは、歯の両側の壁を削り取るように何度か上下に動かし汚れを削り取ること。
歯間ブラシの使い方
ワイヤーやゴム質の棒の両側に、毛や突起がついたタイプのものです。歯と歯の間に差し込んで、隙間を掃除します。ポイントはフロスと同じように、隙間の左右の歯の壁を磨くようにすること。
サイズ
フロスにはサイズはありませんが、歯間ブラシにはサイズがあります。差し込んだとき、ちょっときつい程度のものを選んでください。
はじめは血が滲んだり、出血することがありますが、これは歯茎に炎症が起きていた証拠です。毎日掃除しているうちに、出血しなくなりますので、怖がらす続けてくださいとのことです。
一昔前までは、年をとると入れ歯が当たり前だったのですが、今は、手入れすれば、一生しっかり自分の歯が使えます。自分の歯で食べると、食べ物もおいしく、噛む力は脳を刺激し、ボケ防止にもなります。
それに、美しい歯は、美人の基本(^-^)。歯の手入れをしっかりして、いつまでもキレイでいたいですね。