梅雨シーズンは、ジメジメ。お風呂場や台所など、ちょっと油断するとカビが生えてしまいますよね。梅雨時だからしょうがないで、安心していると大変な事態になることもあります。

肺炎になったり、死亡したりする恐ろしい殺人カビが猛威を振るっているので注意が必要です。

主な症状は、咳、発熱、苦しいなどの症状。夏風邪かな・・と思い自己診断で放っておかず、長引いている場合には、病院で検査をしてください。最悪は、呼吸困難で死亡することもあります。

主婦の身体をむしばむトリコスポロン

トリコスポロンは、風呂や台所に繁殖するカビで、吸い込むとアレルギー性の肺炎を起こし夏型過敏性肺炎とも呼ばれています。

健康な人でも侵される可能性があり、かかると死亡することもあります。最近注目されているいる菌で、保険適用もようやく始まったばかりです。

【よく発生する場所】

・脱衣所とお風呂場の間の木(白くなった部分)
・腐った木の部分
・窓の下(木の分)
・タタミの下(木の部分)

トリコスポロンに侵されれている家は、10軒に1軒の割だそうです。表面に見えている場合には、相当数のカビが空気中に舞っています。

主婦は、家にいる時間が長くいるため、男性より2倍の発症率だそうです。

【対処法】
・根こそぎ取り除く・・引越やリフォーム
→表面をカビ取り剤で掃除した程度では無理です。
→入院して治って退院しても、また悪化します。

・発生させない
→換気、防カビ剤を使う

アスペルギルス・フミガータス

アスペルギルス・フミガータスは、非常に毒性の強いカビで、この病気に感染して年間1000人も亡くなっているそうです。

胞子を吸い込むと感染し、発熱、咳などの症状がでます。この菌は、主にエアコンなど、ホコリの溜まるところに生息します。

高齢者や幼児、免疫力が低下している人が感染しやすくなります。

【よく発生する場所】
大好物は、ホコリと人間の体温です。
・エアコン(フィルター部分)
・ふとん、まくら(特に顔の周り)

2軒に1軒の割で、生息しているそうです。

【対処法】

・布団、枕を干す
→干したあとは掃除機で吸い取る
・エアコン
→濡れタオルを使う、エアコンの前にぬれタオルをおき拡散を防ぐ
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エアコンなど付けて寝る機会も多く、夏風邪にかかる人も増えています。ちょっと夏風邪の症状が長引く場合には、すぐに病院で診断を受けてください。

特に免疫力の低下している、高齢者やお子さんのいるご家庭は注意してくださいね。