花粉症にかかる人は、年々どんどん増えていって、街中を歩くと、半数以上の人がマスク人間ですね。

外国から来られた人は、日本人がみんなマスクしているんでびっくりしたという話もあるくらいです。確かに不気味かもしれないですね・・^^;。

花粉症の女性

それほど身近になっている、花粉症ですが、別の病気が原因のこともあるので注意が必要です。

花粉症というと、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみです。風邪の症状と間違えることが多いですが、風邪の場合には、3日~1周間で症状が改善します。

風邪なら間違っても治るまで待てばいいですが、白血球の異常な増加が、原因となっている場合があるそうです。

白血球は、身体に細菌やウィルスなどが体内に入ってくると数が増え、それらの異物を攻撃し無害化する役目ですが、その役目を終えると、減少していきます。

それが、なぜ暴走してしまうのでしょうか。鼻詰まりとの意外な関係に注目です。

鼻水、鼻づまりから始まる危険な病気ランキング

第3位 副鼻腔真菌症

副鼻腔にカビ入り込み、増殖することで炎症が起こる病気です。湿度の高くなる梅雨から夏場に、最も増えるので注意が必要です。

通常の場合、吸い込んでも身体の免疫反応で退治されますが、免疫力が落ちていると発症の危険性があります。

花粉症との見分け方は、花粉症は両鼻に同時に症状がでるのに、片側の鼻水や鼻づまりで始まることが多く、この場合には別の危険な病が隠れている可能性が高いそうです。

第2位 上顎洞がん

副鼻腔の一つ、上顎洞にがんができ最悪の場合には死に至ります。原因は、煙やホコリ、細菌などの異物を吸い続けることで、粘膜が傷つき炎症が慢性化、細胞がガン化してしまいます。

早期発見のポイントは、片側だけの鼻水です。それに加え、血が混ざる、黄色く粘つくという症状があれば、病院で診察を受けてください。

第1位 慢性副鼻腔炎

別名 蓄膿症と呼ばれる病気です。現在は、抗菌薬による治療で比較的簡単に良くなります。

●医学会を揺るがす新事実

10年前に、新型の副鼻腔炎の存在がわかりました。この新型副鼻腔炎は、従来の治療法や手術しても治りません。

この新型の病気は、好酸球性副鼻腔炎といい、白血球の一つである好酸球が副鼻腔の中で異常に、増殖し炎症を起こすことで起こります。

症状が慢性副鼻腔炎に似ているため間違った対処を続けてしまうことが多いそうです。

好酸球性副鼻腔炎の見分け方
①鼻が詰まっていないのに匂いを感じにくい
②息苦しさを感じる咳
成人になってから発症する喘息を併発することが多いため因果関係があると考えられているそうです。
③耳が聞こえない

治療法は、ステロイド薬による治療や手術を行います。早期発見が、症状改善のカギを握るので似た症状があれば医師に詳しく伝えてください。

この時期の鼻水、鼻づまりは花粉症という思い込みを捨てて、調子が悪いとおもったら耳鼻咽喉科を受診してください。