40代を過ぎる頃から、男性の機能も徐々に落ちてきますよね。これは、女性の更年期障害と同じ現象が、男性にも起きているためだそうです。

なんとなくだるい、ヤル気が起きない、よく眠れない、性欲がない、イライラする、そんな症状に悩み、人間ドックや病院へ行っても、問題なしと言われる・・。

男性更年期の疲れ

そんな方は、男性ホルモン(テストステロン)が低下していることが原因となっていることが多いそうです。

そんな男性のために、男性専用の外来「メンズヘルス外来」を設け、診療にあたっているのが、城西クリニック 久末 伸一先生です。

久末先生は、「男性力ドック」という男性専門のドックにより「身体的」「精神的」「性的」の3つの角度から男性力を数値化します。

その結果にもとづいて、ホルモン注射や、独自に処方したアンドロゲンゲル(男性ホルモン)などを処方し治療するそうです。

最近は、ストレスなどから、このような症状を示す男性が多くなり、隠れ男性更年期(LOH症候群)と呼ばれているそうです。

今回は、ED治療の最先端の治療法を、TVで初公開してくれました。

今まで、男性の更年期障害はあるとは言われていますが、専門の外来として診てくれる病院はありませんでしたので心強いですね。

■連絡先
城西クリニック
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-22-2
新宿サンエービル14F
電話番号 03-5325-9831 (完全予約制)

■費用(男性力ドック)31,500円

男性力の判断基準

勃起の状態を表すには、果物の柔らかさを指針にします。これは、世界で使われている勃起基準の日本版です。

固い方から
①りんご
②グレープフルーツ
③みかん
④こんにゃく
と4つの段階に分けて判断します。

番組では3人の男性の悩みが紹介されました。

●デザイナー47歳
6~7年前から勃起力が弱く持続力がない。これから結婚の予定あり。硬さの基準は、みかん。

●建設関係41歳
結婚して6年 持続力がなくやる気が続かない。精子の量が人より少なく不妊治療中。硬さの基準は、グレープフルーツ。

●自営業62歳
10年前からED。一番元気な時を100点満点としたら、現在はその20%で、硬さの基準は、「こんにゃく」だそうです。

陰茎と言うのは、血管のかたまりみたいなもので細かい小さい血管の袋でできています。ですから、陰茎に障害がでるということは、体の色々なところの血管が衰えてきている可能性があるそうです。

勃起しない男性の場合、血管の問題を抱えている人が多く、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすい人もいます。

久末先生の見解は、草食系男子や元気のなくなった男性は、かなりの確率でテストステロンの数値が低いと言うことです。

テストステロンの数値を調べる検査はいろいろあります。

男性力ドックの検査項目

①血液検査によるテストステロン値をはかる
②筋肉量 筋力測定(テストステロンは筋肉が多いほど分泌される)
③脳波
④骨密度測定
⑤尿検査
⑥各所サイズ測定

検査の最後には、エレクトメーターと言うバンドで夜間の睡眠時の勃起を見ます。エレクトメーターは睡眠時の勃起計測専用メジャーです。

男性は、一晩で3,4回勃起していると言います。睡眠時の勃起度を測ることで、EDの度合いがわかります。

使い方は、睡眠前に陰茎に巻き付けて数値を測定します。睡眠時に正常に勃起していれば、輪が広がり、メモリがずれています。

正常値は、一週間の平均が3.0センチ以上ということです。

番組で紹介された男性は、エレクトメーターによる1週間の平均が2.7センチで睡眠時の勃起が弱いことが判明。硬度はみかん。しかし血液検査のテストステロン値は、問題ないという結果がでました。

勃起力に血管年齢が影響

では、なぜ勃起力が弱いのか・・・それは血管年齢が関係していました。

検査の結果、 47歳男性の血管年齢は、なんと61歳。年齢の割に血管がへたっているとわかったので、血管性のEDと診断されました。

そこで、この男性には、血管の拡張を補助し、勃起を促すED薬、「シアリス」が処方されました。この治療により「みかん」から「りんご」になったそうです。

薬指が人差し指より長い人はテストステロンが多い

テストステロンが多い体質か少ない体質か、薬指と人差し指で長さでわかるそうです。

男性ホルモンであるテストステロンの量は、 胎児の段階で決まっています。子宮の中で作られたテストステロンは、薬指にたまり、その量によって薬指の長さが変わるのだといいます。薬指が人差し指より長ければ、 テストステロンが多い体質です。

男性力低下の原因は、男性更年期障害の他、1番が老化、2番が睡眠不足と言います。生活習慣の見直しと 6時間以上の睡眠が大切です。

また、治療によっては、テストステロンを補充する注射や「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などの漢方薬が処方されます。

効き目は穏やかですが、「テストステロンゲル」などの塗り薬も処方されます。睾丸の裏などの皮膚の薄いところに縫って、男性力をアップさせます。

自宅でできる男性力をUPする体操「スロースクワット」

①背筋を伸ばし、足を前後に広げる

②5秒かけて体を垂直におろし、5秒かけてもとに戻します。

下半身の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えると、テストステロンの生成を促すそうです。

こちらの記事は、40代から60代男性のED治療の情報になります。
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