現在、日本人の死因の第二位を心臓病が占めており、
その多くが狭心症や心筋梗塞が占めているそうです。

狭心症は、心臓の冠動脈にコレストロールがたまり
血管が狭くなる病気です。血管の一部でも狭くなると
血液の流れが悪くなり、色々な症状がでてきます。

血栓ができて血管が完全につまって血液が流れなく
なるのが心筋梗塞。心臓停止し死に至る怖い症状です。

名医にQでは、「えっ、こんな症状が?」と思われる
狭心症の発見の方法についてまとめてました。

狭心症の症状は3つのタイプがあるそうです。

1.典型的なタイプ
胸が締め付けられるような痛みが数分~10分程度続きますが、
その後に痛みがすーっと治まります。
人によって息苦しさや吐き気を感じる人もいるそうです。

坂道や走ったとき、感情が興奮した状態のとき
起こりやすいのも特徴とのことです。

この症状が30分続くときは、不安定狭心症といって、
もっとも重症な心筋梗塞へ移行しつつある状況とのこと。
この場合には一刻も早く病院に行かないと命にかかわるそうです。

2.放散痛タイプ
心臓と関係ない場所におこり、痛みは数分から10分程度続いた後
症状がすーっと消えるようなタイプ。
番組では、階段を昇ったときに左の肩が重くなる女性の例を紹介してました。

肩のほか、奥歯、のど、背中の痛み、肩こりや胸焼けなどの
症状をしめすこともあるとか。

心臓に分布している神経が、それらの場所に同じように分布しているため
心臓の痛みを他の場所で感じてしまうそうです。

3.症状をあまり感じないタイプ
身体を少し動かしただけで息切れや咳がでるけど、ちょっと休むと
すぐに落ち着くので、あまり気しないで見過ごしてしまうタイプ。

このタイプの方は、糖尿病の患者さんや高齢者の方に多く、
痛みを感じにくくなっているため気がつかないだけであり、
心臓の機能低下による血液不足、酸素不足が起きているそうです。

糖尿病の方のほか、高齢に加え脂質異常症、高血圧、肥満、喫煙のいずれか
の病気をお持ちの方に、このタイプが多いそうです。
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心臓は、早期発見、早期治療が大切なので、紹介したような症状をお持ちの方は
一刻も早く病院へ行って診断してもらうことが大切。
状況によってはカテーテルやバイパス治療を受けることが必要となります。

また、治療後、社会復帰と再発予防のための心臓リハビリテーションに
ついても説明してました。

心臓リハビリテーションは、総合治療として、運動療法 食事療法 禁煙 
薬の正しい使用 精神面への支援が必要とのこと。

特に運動療法(有酸素運動)は効果的なので、病院で正しい運動量(心拍数)を
測定してもらい、毎日続けることが大切なようです。

やっぱり、健康管理には、適切な運動が基本のようですね。