中高年になってくると、夜中に何度も目が覚める夜間頻尿に悩む人が増えてきます。

夜中のトイレ

頻尿の原因は、いろいろありますが、男女共通の原因として過活動膀胱、神経要因、男性の前立腺肥大、女性の骨盤底筋のゆるみなどあります。また、心臓疾患と夜間頻尿の関係もありますので注意が必要ですね。

冬場の頻尿はトイレにいくたび、身体が冷えてしまい睡眠不足に悩まされることになります。

実は、夜間頻尿に悩む人のうち、塩分を摂り過ぎが原因の人がかなりいるそうです。そういう人は、数日間塩分の摂取を抑えて生活するだけで、夜間頻尿もおさまるようになるそうです。

塩分を摂り過ぎると、血液の塩分濃度を一定に保つため自然に水分をいつもより多くとるようになります。水分で血中の塩分濃度を調整したあと、身体の余分な水分は塩分といっしょに尿として排出されます。

つまり、尿のナトリウム濃度を調べることで、塩分をどの程度摂取していうのかもわかるそうです。

理想的な1日の塩分摂取量は6g、頻尿に悩んでいる人の塩分摂取量を調べてみると、倍の10g以上の塩分をとっていました。

そこで、塩分をしっかり測った食事で過ごしてもらったところ、2日目からは、夜間トイレにいく回数も少なくなりました。

塩分摂取量の多い60代の人は、夜間頻尿のリスクが2.4倍高いそうです。

塩分のあるものはとっても美味しく感じるんですけど、動脈硬化や高血圧の原因にもなるし、とり過ぎは体に悪い影響を与えます。普段から減塩に心がけて生活しましょうね。

そこで、奥園さんが、夜間の頻尿を改善する簡単減塩鍋を教えてくれました。野菜もたっぷりの鍋は、塩分の排出を促すカリウムも入っているので塩分の排出には効果的。

今冬は、減塩鍋で塩分をしっかり排出して、健康な体を取り戻したいですね。

減塩鍋レシピ 奥園流トマトキムチ鍋

【材料】(食材3人分)

・にら 1/2束 ・白菜キムチ100g ・赤唐辛子輪切りお好み
・にんにく 1かけ ・とまと2個 ・かぼちゃ150g
・タマネギ 1/2個 ・豚肉ロースばら肉 150g
・あさり 150g ・水 100cc ・ごま油 適宜
・いりごま 適宜 ・豆腐 1丁 ・醬油 小2 ・昆布 1×10cm

【作り方】
①豚肉150g、豆腐1丁、にら1/2を一口大に切る

②タマネギ1/2とかぼちゃ150gを一口大に切る
甘みのでるタマネギとかぼちゃを使うことでキムチの持つ辛さを旨味に変える

③あさり 砂抜きしたあさりを
水から加熱していくことで旨味を引きだします。

④あさり砂抜き150g、水100cc、昆布1×10cmを鍋に入れて火にかける
あさりの口が開いたらあさりが固くならないように取り出しておきます。

⑤あさりのダシに水のかわりに旨味成分たっぷりのトマトを入れスープにする

⑥ニンニク1かけをすりおろしていれる

⑦豚肉、タマネギ、かぼちゃを入れ、赤唐辛子(輪切り)をお好みでいれる

⑧ひと煮立ち煮込んだら豆腐とキムチ100gを入れ、あさりを戻して入れる

⑨最後に醤油小2を入れ、ごま油、いりごま、にらを加える

⑩鍋のシメは、焼き海苔ご飯をいれ、ごま油をかけて、ビビン風おじやにします。
これで塩分量は(1人前)1.9gです。

奥園さん減塩鍋レシピ ふわふわ鶏団子の豆乳鍋はこちらで紹介しています。

奥園さん減塩鍋レシピ 鶏ときのこのちゃんこ鍋はこちらで紹介しています。