先日、歌手の森進一さんが高血圧緊急症で講演を中止したニュースがありましたね。
森進一さんを襲った症状は、昼の部アンコール曲の最後で襲っためまい。立っているのがやっとだったそうです。
高血圧緊急症とは、血圧が非常に高くなり、すぐに血圧を下げるための治療を開始しないと、脳、心臓、腎臓、大動脈などに危険な障害が起こり、死にいたる可能性がある状態をさします。
また、高血圧切迫症は、血圧が非常に高い状態でも、高血圧緊急症のような危険な臓器障害の急激な進行がない状態です。こちらは、心臓や血圧の専門医のいる病院で治療をします。
このように色々なタイプのある高血圧ですが、「仮面高血圧」にも注意が必要です。仮面高血圧とは、普段は正常な血圧なのに、ある特定のときだけ高血圧になることです。
「早朝高血圧」は、目が覚めたときに極端に上がり、早朝に脳卒中や心筋梗塞を起こしやすくなります。「夜間高血圧」は、日中の血圧は正常なのに、寝ている間に高血圧になります。
そのほか、職場にいるときだけ血圧が上がる「職場高血圧」、病院で測るときだけ血圧が上がる「白衣高血圧」があります。「白衣高血圧」は問題ないそうです。
血圧は病院で測るのではなく、決まった時間に自宅で測るのが理想です。
正しい測定法は、左の上腕部で朝と晩に測ります。朝は、起床後1時間以内で食事の直前、夜は就寝前です。
血圧は、2回測るのが理想です。1回目は緊張しているので高めに出ます。測り過ぎは混乱を招くので、3回以上は測らないほうが良いそうです。
高血圧の要因は、遺伝、塩分、肥満、タバコです。
隠れ高血圧の方は、24時間血圧を測ることができるポータルの血圧測定器があります。こちらを装着し、いつ血圧が高くなるのか把握しておくと安心です。
高血圧のワーストNo.1は、長野県でしたが、減塩と有酸素運動で汚名を挽回しました。高血圧には、減塩と有酸素運動30分ですね。
お酒を飲んでリラックスする人なら、飲酒は悪くないそうです。
ビールなら500ミリリットル1本、日本酒なら1合、焼酎の水割りなら2杯ワインなら2杯。おつまみは、枝豆、冷奴、くるみなどのナッツ類は血圧を下げる効果があるそうです。