中高年になってくると、脂質異常を指摘される人が増えてきますよね。私の場合には、高脂血症ということで、もう10年以上も薬を飲み続けています。
体重は標準よりちょっと下なのに、いっこうにコレステロールが下がりません。運動療法、食事療法に加え、毎日薬を飲んで、ようやくセーフ程度のところをいったりきたりです。
胡桃がいいと聞いて食べていたのですが、TV番組の紹介で一気に市場から胡桃がなくなり、今は納豆を食べたり、青魚を食べたりしています。
実は、もっと身近な食べ物で、コレステロールを下げる効果があるものがあるそうです。それは、大豆の絞り汁をにがりで固めてつくる日本の伝統食「豆腐」です。
豆腐は世界が注目する機能性食品
豆腐には、タンパク質、脂質などの栄養素のほか、体調をバランスさせる機能性食品の成分もたっぷり含まれています。
豆腐のタンパク質は、血液中のコレステロールを低下させる効果があります。また、ペプチドは血圧上昇を抑え、リノール酸が善玉コレステロールを増やす作用があります。
その他、レシチンやイソフラボンなど、健康食にでてくるほとんどの成分がたっぷり含まれているのです。
ですから、毎日豆腐を半丁食べれば、血管が若返り、血中コレステロールも減り、女性ホルモン変わりのイソフラボンも摂取できるなど、本当に身体にいいこと尽くめなのだそうです。
その豆腐は、今や健康維持する機能性食品「TOFU」として、世界中から注目されているそうです。
豆腐の驚きの効能や、コレステロールの正体などを、日本テレビ「世界一受けたい授業」で岡部正先生が教えてくれました。
世界一受けたい授業の内容
悪玉コレステロールが多くなると、動脈硬化や血管内にプラークが溜まり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。
コレステロールは、すべて悪いイメージがありますが、細胞膜の材料、ホルモンの材料、体に必要な栄養素になるなど、身体に大切な役目を果たしています。
そもそもコレステロールには、悪玉、善玉と2つのコレステロールがあると思われていますが、コレステロールは1つしかなく、同じものだそうです。
肝臓から全身にでていくコレステロールを、悪玉コレステロールといい、全身から肝臓に戻ってくるのを善玉コレステロールというそうです。
基準値では、悪玉コレステロール70~140、善玉コレステロールは40~100です。実は、この基準内にあることが大切なことではなく、悪玉と善玉の差に注意しなけばならないそうです。
送り出した悪玉が多いのに、戻ってく善玉が少ないということは、その差の部分が身体のどこかにカスとして残ってしまっているということ。悪玉が善玉の2倍以上の人は注意しないといけないそうです。
善玉コレステロールを上げる方法 プランク体操
積極的に歩くこと
善玉コレステロールをあげるには、歩くことが一番だそうです。歩けば歩くほど、善玉コレステロールが増えていきます。
プランク体操で体幹を鍛える
身体の体幹を鍛えるプランク体操を行うと、さらに効果が高まります。
プランク体操は、ヒジをつき、つま先を立てて体を一直線にする体操です。体幹を鍛えると筋力がつき基礎代謝がアップ、歩く効果を高めて効率よく善玉を増やしてくれるそうです。
ポイントは、頭とつまさきが一直線になること。はじめは10秒程度からスタートして、1分できることを目指します。
豆腐を半丁食べる
豆腐にはレシチン、イソフラボン、大豆タンパクがたっぷり含まれていて、悪玉コレステロールを下げる力があります。食べ方は自由、1日半丁を目安に食べるといいそうです。
悪玉と善玉の差が2.3倍だった飯尾さんは、この3つを3週間つづけたところ効果がでてきたそうです。手軽にできそなので私もメニューに加えてみたいと思います。