この季節、長引く咳が気になっている人も多いのではないでしょうか。
そんな咳ですが、あまり気にしなくて良い咳とやっかいな病気が隠れている咳があります。
でも、自分では分からないですよね?(>_<)
その咳を見分ける良い方法があるそうです。ためしてガッテンで教えてくれた咳の見分け方をご紹介します。
小児科の先生も絶賛!咳にはハチミツが効く
小児科の西村龍夫医師は、ハチミツは粘膜保護作用があるので、喉を潤す効果があると言います。
先生は、子どもの咳止めにハチミツを処方しています。甘くておいしいので、子供の評判は良いようです。
家庭でハチミツを与える場合は、お湯などで2倍に薄めると良いそうです。ただし、1歳未満の乳児にはハチミツは禁物です。
出始めると気になる咳ですが、大丈夫な咳とやっかいな病気が隠れている咳があります。それを見分けるには、卵白を泡立てた状態を思い浮かべると良いそうです。
痰(タン)の見極めで病気が分かる!
タンには、約6種類のタイプがあります。
・透明
・あわ状
・黄白色
・緑色
・さび色
・白っぽいタンにわずかに血が混じる
この中で、やっかいな病気のタンがあります。
●あわ状⇒心不全
その状態を再現するのに使ったのは、「卵白」です。卵白を泡立てたような「あわ状」のタンが出ている場合、「心不全」の可能性があります。
あわ状のタンは白いものが多いですが、薄いピンク色の時もあるそうです。
心不全により肺に水がたまる「肺水腫」になり、咳が出ることもあります。心不全による咳は、夜中に激しく、起き上がると呼吸が少し楽になるのが特徴です。
経験者の方は、泡のタンが出始めたらぐずぐずしないで救急車を呼んだ方が良いと言っていました。
●黄白色⇒後鼻漏(こうびろう)
副鼻腔炎により発生したタンが逆流し、気管支に流れることで咳が出ます。副鼻腔炎は、かぜの後などに良くおこる鼻の中の炎症です。
後鼻漏の特徴は、夜寝ている間にタンが溜まるので、朝方まとまった量のタンが出ます。
後鼻漏の場合は、耳鼻科を受診し服薬するとすぐに治ることが多いそうです。
●緑色⇒重い気管支の炎症
●さび色⇒肺炎球菌性肺炎
●白っぽいタンにわずかに血が混じる⇒肺がん、肺結核など
パフィングでタンを簡単に切る
タンがなかなか切れないと咳をし続けて、喉が痛くなることがありませんか?咳を続けるのは、とても苦しいですね。
そんなときに、咳よりも簡単にタンをきる方法があります。それは、「パフィング」と言う呼吸法です。
口をつむいだ後、唇をパッと言う形で解放します。その時、息を「パッ」と一気に吐き出します。
パッフィングは、咳をするより、タンを追い出す力が高いそうです。タンに困っている人は、一度試してみてください。