年齢とともに色々な機能が落ちてきますが、残念ならが耳の機能もどんどん落ちてきます。
早い人で30代くらい、遅くとも50代にはその兆候が表れると言います。
最近耳が遠くなったのでは?と感じている人は、一度自分の耳年齢をチェックしてみると良いですね。
この耳の老化チェックは、ある周波数の音を聞いてもらい、聞こえればOK、聞こえなければ耳の機能が衰えていることになります。
①会話で最も使われる音の高さは1000ヘルツ
②人が出せる声より高い音4000ヘルツ
耳の力が落ちてくると高い音から聞こえが悪くなってきます。耳の老化は、高い音から始まると言うことですね。
耳の老化は、ある程度予防することができるそうです。
そこで、駆け込みドクターで教えてくれた「耳の老化予防法」をご紹介します。
耳の老化と予防法
耳の典型的な老化は・・
1.ひそひそ話をしたときにそれが聞き取れない
2.4~5m離れた人と会話する時に聞こえなくて聞き返してしまう
3.親父ギャクが多くなった
(聞こえなかった言葉を似たような音の言葉を思い浮かべて、それをあてがってしまうためです。聞き間違えを親父ギャクだとごまかしている可能性があります)
最近では、若いうちから耳が老化してしまう人が増えているから要注意です。危険なのは家事を頑張っている主婦だと言います。
耳は年齢とともに悪くなっていくと思っている人が多いと思いますが、単純に年齢で耳が悪くなるわけではなく、その原因は、動脈硬化と大きな音です。
動脈硬化が起こると、血管が硬くなり血流が悪くなります。すると細胞に栄養が届かなくなり、耳の機能が衰えます。
また、うるさい音ややかましい音で耳をイジメてしまうと、日々の積み重ねで少しずつ聞こえが落ちて行きます。大きな音は、耳の細胞を弱らせます。
91デシベルの音は、1日1時間以内に抑えることが大切です。
91デシベルの音とは、
①イヤフォンで音楽を聴くとき、わずかに音が漏れているレベルの音
②ドライヤー
③ハイパワー掃除機
④怒鳴り声
などです。
上記の音を1時間以上聞くと、耳の老化を早めます。
予防は、綿の耳栓を耳に詰めること。騒音を和らげ耳の負担を軽減します。
テレビや音楽は小さ目の音にすると良いそうです。
耳の機能が低下し、音が聞こえずらくなっている場合、補聴器が必要になります。
日本は、補聴器の普及が遅れている国です。
アメリカでは、2人に1人が使用していますが、日本では、7人に1人しか利用していません。
補聴器を嫌がって利用しない人も多いようですが、自分にピッタリ合ったものを選ぶと、それほどストレスを感じることなく使用できると言います。
最近の補聴器はとても性能が良くなっているようです。
●スーパーミニカナール極(きわみ)(リオネット補聴器)
全ての装置が、小さな中に入っています。
●Hale ヘイロー(スターキージャパン)
スマートフォンと連動し、電話や音楽を直接聞けます。
補聴器もどんどん進化しているようですね。