糖尿病予備軍は、なんと1320万人。日本人の10人に1人は糖尿病と言われるほど身近な病気ですが、糖尿病は合併症を起こす、本当に怖い病気なのです。

糖尿病は、薬でコントロールすればいいと、だれでも簡単に考えてしまいがちです。事実、糖尿病は薬で血糖値を下げることができます。

そのため、つい油断して、甘いものを食べたり運動しないでいる人が多いそうです。

しかし、血糖値にばかりに気をとられていると、もう一つの危険な要因を見逃すことになります。

糖尿病には中性脂肪も危険因子

それは中性脂肪です。血糖値は下がっても、不摂生を続けていると、血液中の悪玉コレステロールを確実に増やしてしまいます。

もっとも危険なのは、悪玉コレステロールよりタチが悪い、超悪玉コレステロールの存在です。

超悪玉コレステロールは、通常の悪玉より小さいため、血管の壁の中に入りやすく、急速な勢いで血管をつまらせてしまいます。その結果、まっているのは、心筋梗塞や脳梗塞です。

改善するには中性脂肪を減らすこと

改善すには、痩せることが一番です。野菜をしっかり食べ、運動することにより肝臓に溜まっている中性脂肪を減らすことができます。

また、痩せる努力をすると、皮下脂肪よりも内臓脂肪のほうが減りやすくなります。

内蔵脂肪が減ると中性脂肪も減ってきて、結果的に超悪玉コレステロールを減らす好循環が生まれます。

糖尿病の方は、薬の効果に油断しないで、しっかり管理して、生活してくださいね。