うつ病は、長期にわたり薬を飲み続けても、なかなか完治するのが難しいとされてきたやっかいな病気です。
働き盛りの患者も多く、社会的損失が1番多い病気とも言われています。
そんななか、NKHスペシャルで、磁気によるうつ病の最新治療法が紹介されていました。
これは、アメリカで始まったTMS(経頭蓋磁気刺激)と呼ばれる画期的な治療法で、間隔を空けながら40分間、症状が治まるまで毎日脳に磁気刺激を与え続けると言うものです。
機能が低下している脳の部位を磁気で刺激し、症状が良くなると言うもので、アメリカでは長年苦しんできたうつ病の症状が劇的に改善されるなど、確かな効果が報告されているとのことです。
磁気刺激治療は、日本でも行われているようです。
神奈川県立精神医療センター芹香病院
神奈川県横浜市港南区芹が谷2-5-1
TEL:045-822-0241
この治療法が確立され、もっと取り入れる病院が増えると良いですね。
また、脳血流の画像診断装置により、うつ病と症状が似ている「双極性障害」や「統合失調症」を客観的に見分けられるようになってきたとのこと。
うつ病に明るい兆しが見えてきたようです。