お尻が痛くて座れない・・・

今回のたけしのみんなの家庭の医学では、慢性的なお尻の痛みに悩む40代男性の事例が紹介されました。

oshiri

私もここ1ヶ月以上、お尻と仙骨(お尻の割れ目の上の部分)が痛くて椅子に座ってられません。痛みがピークの時は、立ってご飯を食べました。

立ち上がるときには腰とお尻に痛みが電気のように走ります。数日で治るかとおもいきや、これは相当長引きそうです。現在はお尻から太ももにかけて痛くて痛くてたまらない状態です。

整形外科を受診し、レントゲンを撮りましたが、椎間板ヘルニアなどの所見は見当たりませんでした。坐骨神経痛の梨状筋症候群かと思われます。

番組で紹介された男性のトリガーポイントによる痛みが増した原因は、身体のある一部分にあったと言います。

私の坐骨神経痛も、お尻のトリガーポイント以外に、どこかに本当の痛みの場所があるようです。これ、知りたいですよね。

痛みが起こるとまずは整形外科を受診しますが、なかなか痛みが取れないのが現実です。

痛みが長引く場合は、痛みに向き合い専門的に治療するペインクリニックの医師にセカンドオピニオンを求めるのが良いと思います。

番組に出演した男性(40代)は、お尻の痛みに苦しんでいました。とにかく、座るとお尻が痛くて、椅子に座ることすらできない状態です。

食事も立って食べるようになり、家族の団欒も少なくなりました。通勤も、電車やバスのシートに座ることができず、ず~と立ったまま。

男性の痛みは、おしりから太ももの骨がコンクリートに押し付けられる感じだそうです。これは、私の症状とまったく同じです。

男性は、この1年に肛門科や整形外科など4科に受診しましたが、痛みは原因不明でした。

そこで、番組の取材を受け、東京慈恵会医科大学附属病院の麻酔科ペインクリニック北原雅樹先生のセカンドオピニオンを
受けました。

男性は、若いころからサッカーやフットサルなどのスポーツをしていましたが、加齢とストレッチが不足したことで、下半身の筋肉が硬くなり痛みを生じる「筋筋膜性疼痛症候群」と診断されました。

筋筋膜性疼痛症候群の痛みは、トリガーポイントによって引き起こされます。

男性の痛みを起こしているトリガーポイントは、以下の場所だと判明。

このような慢性の痛みは、就寝中、痛みで目がさめることがないのが特徴です。そういえば、私も寝ているときは痛くありません。

また、男性の場合、痛みによって階段の昇り降りなど日常生活の制限があるわけではないそうです。北原雅樹先生の問診からは、心理的な不安や絶望感が浮き彫りになりました。

原因がわからない、治療法がわからない、いつ治るかわからないなどの心理的な不安感や絶望感は、脳にすごいストレスを与え脳によって痛みを増幅させ、長期化させると言います。

男性の治療法は、トリガーポイントをほぐすことと不安感を和らげることでした。

トリガーポイントをほぐすには、鍼療法とテニスボールを使います。

鍼をトリガーポイントに深く指してグリグリ回すことで、硬くなった筋肉をほぐしていきます。

自宅に戻ってからも、仰向けに寝て、トリガーポイントにテニスボールを当てることで、コリを解します。

私も仰向けに寝て、お尻の下にテニスボールを置き、グリグリしてみました。ちょっと痛いのですが、コリが解れていくのがわかり、これは効果がありそうです。

原因不明の痛みの原因がわかり、治療方針が決まったことで、男性の気持ちはとても楽になり、不安感を和らげることができたそうです。

トリガーポイントをほぐし、脳に対するストレスを軽減させることで男性の痛みは、徐々にとれていくそうです。