今までの常識では、ダイエットするには食事制限が当たり前でした。

でも最近、食事制限をしないでもダイエットできるという情報がいろいろなところで、見受けられるようになりました。

そもそも太る、ヤセるは、

食べるカロリー>使うカロリ=太る
食べるカロリー<使うカロリー=痩せる

という簡単な計算なのは、よくよく知っているんですけどね。(^_^;)

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使うカロリーとは、生きているだけで消費される「基礎代謝」と、日常生活の中で消費される「生活活動代謝」、さらには「食事によるエネルギー消費」があるそうです。

食事によるエネルギ-消費とは、食べることで使われるエネルギーってこと。これは、食事誘導性熱産生(DIT)と呼ばれていて最近注目されています。

DITは、食べたものを消化しエネルギーとして変えるときに消費されるエネルギーですが、たんぱく質:30%、炭水化物:10%、糖質:5%、脂質:4%と食べるものによって違ってきます。

つまり、たんぱく質を多く含んでいる食物である、魚、肉、卵、チーズ、大豆、大豆製品を食べれば、食事誘導性熱産生(DIT)があがり消費カロリーが増えるということ。

どうやら、そのあたりがポイントのようですね。27キロ減が実現できる体重があった人といえば、元元野球選手 100キロ超えの金村義明さんでしょか。

「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京)で、その驚きのダイエット法を紹介してくれました。

日立製作所のつくた「はらすまカード」

金村さんは、暴飲暴食、大量の喫煙で番組の主治医から、このままでは早い段階で確実に死ぬと忠告されました。

そこで、49歳の誕生日から禁煙を実行、その反動からか食事が進み血液検査では、前回の検査結果より6項目も悪い15項目の異常値となってしまいました。

ダイエットは一時的にしても、必ずリバウンドがおこり元に戻ってしまいます。ですから、一生継続できるダイエット法でないとダメだといいます。そこで、金村さんが行ったダイエットは、1日300キロ減らすこと。

使われたのは、日立製作所のつくた「はらすまカード」。

お腹をスマートにさせる事を目的につくられたカードで100キロカロリーを減らすための具体的な事例が書いてあります。このカードで、1ヶ月300キロカロリー減ダイエットを実践してもらいました。

そして金村さんの結果は
・体重   103.6kg→98.85kg
・腹囲   106cm→98.5cm
・血液異常 15項目→12項(その他も改善)

特に苦労した感じはせず、わずか1ヶ月でこれだけ改善していたのはすごいですね。

お腹いっぱい食べて代謝でやせる「食事誘発性熱産生」

もう一つのダイエット法は・・お腹いっぱい食べても代謝でやせる「食事誘発性熱産生」。このダイエットは、食べると起こる消費エネルギーを利用してダイエットする方法です。

実践しているのは、沖縄県那覇市にある こくらクリニック 渡辺信幸院長です。

●ポイント
①1口につき30回噛んで食べます
胃液の分泌を促したり消火液をつくるためエネルギーが消費されます。また満腹中枢が刺激されるので、食事の量も減ってきます。

②タンパク質を中心に食べます
タンパク質(肉、魚)を食べると、炭水化物(米、麦)の5倍のエネルギーを消費します。

この食事法を実践している患者さんで、タンパク質を300~400g、卵を1日5個食べて半年で12kg減量した人もいるそうです。

その他、腰痛改善、ウェストダウン、バストアップ、筋肉アップなど色々な改善効果があるそうです。

ただし、食事の内容はバランスよく、食事指導を受けている人は、お医者さんの指示を受けてくださいね。