サルコペニア肥満ってご存じですか。実は、メタボより怖いとされているのがサルコペニア肥満なのです。
サルコペニア肥満とは、筋肉量が減少して体の機能が弱まっているところに肥満が加わった状態をいいます。
メタボは、内臓脂肪型の肥満に 高血糖、高血圧、脂質異常のいずれか加わった状態ですから、根本的に違います。
サルコペニア肥満の怖い理由は、筋肉が少ない状態で肥満になると将来歩けなくなったり、寝たきりになったりします。
結果、糖尿病や動脈硬化など、あらゆる疾病の原因を作ってしまう危険性があることです。
特に、問題なのが運動をせずにダイエットをする若い世代の人達。食事量を減らしダイエットし、運動もしなくなってしまいますから筋肉もどんどん落ちてしまいます。
その筋肉が少ない状態で肥満になると、早い段階で寝たきりの可能性が高まるそうです。
筋肉量の減少は、30歳前から始まります。また、運動不足から10代の子供にも筋肉量の低下が見られるそうです。
気をつけたいのは、同じ体重でも筋肉量が全然違うことがあるため体重を気にするのではなく、筋肉量を気にすること。
体脂肪計と筋肉量が測れる体組成計がいいようです。
●サルコペニア肥満の対策
食事制限と有酸素運動と、筋トレの3つを組み合わせてやると効果的。
食事制限と有酸酸素運動では、筋肉量が落ちてしまうので要注意、
食事制限も筋肉量を減らしてしまいます。
しかり食べて、有酸素運動をして、筋トレをするがベストのようです。
新しい情報として、有酸素運動は最低20分必要と言われてきましたが、これは、継続ではなく足し算でもいいそうです。
10分+10分でも同じ効果があることがわかったそうですので、こまめに運動すれば効果バッチリです。
また、若さを保つ秘訣は、大腰筋を鍛えること。それにはスクワットをするのが一番とのこと。
●正しいスクワットの仕方
①肩幅より少し広めに開く
②j膝を曲げ、腰を後ろに落とす。
このとき、絶対に膝を前に出さないこと。膝を痛めてしまいます。
③立ち上がったとき、つま先たちで、腕を後ろに引いて胸をはる。
※大切なのは、呼吸をしてること。イチ、ニィ、サンと声を出してやると効果的だそうです。
このスクワットを1回で10分で1日3セット。
筋肉は、運動すれば何歳からでも確実についてくるそうで、90歳でも筋トレをすれば戻るということですから驚きですね。
寝たきりの長生き人生など、まっぴらごめんですから、私たちも、どんどん運動していくことが必要ですね。