夏でも冷え性に悩まされている方は多いですよね。オフィスやデパート、電車や車の中など、冷えの大敵、クーラーはいたるところでフル稼働。

かと言って、猛暑の季節エアコンなしでは過ごせません。ひざ掛け、ハイソックスで冷え対策するしかありません。

あさイチでアンケートを実施したところ、夏でも冷えを感じると答えた人が、全体の7割もいたそうです。

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特に40代以降で多いのが「下半身冷え性」。上半身や顔などは、ほてって汗をかくほど暑いのに、下半身だけが冷たいと感じる症状です。

また、夏でも足先が冷たくなって眠れなくなる人も多いですよね。そのほか「内蔵型冷え性」というタイプもあるそうです。

そこで、女性の悩み「夏の冷え性」の徹底対策です。冷え性改善ウォーキング術、2分で足先があたたまる方法など、夏の冷えにお悩みの方にあさイチで教えてくれた方法をご紹介します。

冷え性の3つのタイプ

冷え性には、四肢末端型、下半身型、内蔵型(温かい冷え性)があります。

冷えのタイプ

四肢末端型は、手足の先が冷えるタイプで、ヤセ型の人に多くいます。原因は、手足の血管の収縮がうまく機能していないために起こります。

下半身型は、40代以降の女性に多く、腰から下が冷える「冷えのぼせ」のタイプです。原因は、腰とお尻のコリと言われています。

内臓型は、手足は温かいのに、身体の芯が冷えるタイプです。体質や自律神経の乱れで、体表が発熱し続け、腸が冷えてしまいます。

下半身型は腰に問題があり、冷えがおきていることが多いそうです。毎日の生活で腰に負担がかかり、お尻の筋肉が固まると、その間を通る坐骨神経が圧迫されてしまいます。

坐骨神経には、血管の太さを調整する交感神経が含まれており、この交感神経が刺激され、足の血管が収縮して足先に血液がいかなくなります。

下半身に血液に行かなくなる分、上半身に血液がたまるため、上半身に熱がこもるようになります。

40代以降に起こる冷えの大部分は、このようなコリが原因だそうです。老化に加え、育児、家事、中腰の姿勢などにより腰を痛めてしまいます。

また、デスクワークや同じ姿勢を続けるなども腰に負担がかかります。昔から言われる「冷えのぼせ」の原因は、腰のコリにあるようです。

腰のコリのポイントとなるのが「梨状筋」です。

梨状筋が傷んでいるかどうかを確認する方法

①椅子に座り足を組んで、組んだ方の足を手で強く押します。
②こうすると梨状筋が伸ばされます。(痛い人は凝っている証拠)
③左右5秒位、1日5回位、やるといいそうです。

その他、無理なダイエットと運動不足が冷えの原因になっている場合があります。

ダイエットはエネルギー不足のため、運動不足は身体で熱が生み出せないため、冷えの原因となります。

温かい冷え性(内蔵型冷え性)

手足が温かいのに、身体の芯が冷えてすぐに具合が悪くなるタイプです。血液、尿検査をしても問題がなく、冷房などの風があたるととたんに体調がおかしくなり、立ちくらみなどがおきます。

お腹を触ったときに冷たい人は、このタイプの可能性があります。

いつも腸が冷えているため、代謝、免疫性が落ち、風邪をひきやすくなったり体調を崩しやすくなってしまいます。

内蔵型冷え性の原因
交感神経の働きが弱っているため、血管収縮のコントロールがうまくいかず、全身の血管を広げ熱がどんどん放出してしまうため、内臓が冷えてしまいます。

体質的に交感神経が弱い人や、お腹の手術やストレスを抱えている人、昼夜逆転の人などが、交感神経がうまく働かなくなり起こるそうです。

内蔵型冷え性のチェック
①手足を触ると温かい
②汗をかきやすい
③食事量は比較的多いほうだ
④寒いと所にいると下腹部・太もも・二の腕が冷える
⑤冷えた時にお腹にガスがたまりやすい

2つ以上当てはまる人は、内蔵型冷え性の可能性があります。

足の冷えを改善する方法

足の指の血管を開かせ、血流を改善し全身を温めます。四肢末端型&下半身型にオススメです。

①足を組んで片足をヒザの上にのせる
②足の指先を強く内側に5秒曲げ、手を離して5秒待つ
③これを左右5回繰り返します。痛い人は冷え性の可能性が高いそうです。

ぶらんぶらんウォーキング

全身の血行がよくなり体質が改善します
①手足を伸ばして大股で歩きます
②腕の力を抜き前後に大きく振ります

1日10分、10日続けると冷えが改善してくるそうです。

ポイントは
・一人でマイペースで歩くこと
→自分の身体の調整なので、犬の散歩や誰かといっしょではなく自分のペースで

・夕方に歩くこと
→体温が下がる始める5時~8時位がいいそうです。
・荷物をもってはダメ、手をブランブランさせることが大切です。

風呂で冷えを改善

お風呂に首までしっかりつかります。
①夏でもぬるくせず、湯温は41℃程度に
②首までしっかり浸かり身体が暖まったら、肩甲骨のストレッチを行います。
③肩と両ひじを湯船につけ、腕を後ろに引き、左右の肩甲骨を寄せ2秒数えます
④これを2回ほどやります。

半身浴でなく首まで浸かること。入浴時間は5分位が有効です。半身浴は、肩や背中が冷えてコリがでてくる可能性があるので冷え性の方には、あまりオススメしないそうです。

いずれの運動も、3つの冷えタイプに有効です。お悩みの方は、さっそく今日から試してください。