「睡眠は健康の基本」と漠然と言われてきましたが最新の研究で、睡眠のメカニズムや睡眠の効果もわかるうようになりました。
よい睡眠は、自律神経を安定させ頭痛、胃の不調、糖尿病、うつ病の改善のほか体力を回復させ、体の抵抗力をつけることができます。
また、寝ている間に色々なホルモンを分泌させ、体の成長や修復、肥満予防効果もあることがわかってきました。
よい睡眠をとるには、睡眠ホルモン「メラトニン」を上手に分泌することが必要となります。
メラトニンは、太陽の光が目に入ってから14時間たたないと、分泌されない仕組みになってます。
つまり、朝6時に太陽の光を浴びると、夜の20時頃から分泌が始まります。
そして、メラトニンがどんどんたまってくると、体の脈数、体温、血圧が徐々に下がり、自然に眠くなるように、体を誘導していくのです。
ぐっすり睡眠をとると、メラトニンが脳内から無くなり、脳は、再び活動を始めます。
つまり、よい睡眠をとるには、この仕組をしっかり理解して、生活することが基本となります。
●不眠チェック
1.寝る時間は決まっておらず毎日ばらばらである
2.平日にあまり寝れないため休日に寝溜めする
3.起きた時に「よく寝た」と思えない
4.寝付きが悪いことが多い
5.夜中に何度か起きてしまうことがある
6.思ったよりも、早く起きてしまうことがある
7.よく昼間に居眠りしてしまうことがある
8.集中力が途切れがちでイライラすることが多い
9.最近面白そうな事があってもあまりやる気がでない
10.自分は寝なくても大丈夫なほうだ
11.眠れないのは異常ではない
12.仕事が忙しくいと寝ないで夜遅くまで頑張ってしまう
チェック数が・・・
0 問題なしです。
1-3 生活改善をしてみてください。
4-9 自分でケアできない様なら市販の睡眠薬を使ってみる
10-12 不眠症に近い状態 専門医の相談をオススメ
●睡眠ホルモンを正しくだすコツ
①朝きまった時間に朝日を浴びること(できれば10時まで)
②夜強い光をみないこと
こうするだけで、不眠症が改善されるそうです。曇の日でも10000ルクスあるので、大丈夫です。
●メラトニンは光を浴びると減少してしまいます!
睡眠ホルモン、メラトニンは、大変デリケートで300ルクスで減少を始め、500ルクスになると大幅に減ってしまいます。
しっかり睡眠をとるには、夜強い光を見ないことが大切です。
【明るさの目安】
・室内蛍光灯(300ルクス)、
・布団で30cmの距離でスマホを見る(500ルクス)
・暗いところでパソコンを見る(500~1000ルクス)
・コンビニ(1000-1500ルクス)
●メラトニンを減らさないようにするには
①日中に太陽の光を30分以上浴びる
②照明の色は、白い光より暖色のものにする
③寝る1時間前に歯磨きをする
夜、サングラスをするのも効果があるそうです。でも、目が悪くならないように注意してください。
●睡眠に快適な温度は26℃
エアコンが苦手の人は3時間のタイマーを使うといいそうです。睡眠ホルモンをつくるには、トリプトファンが必要。トリプトファンは、チーズ、たらこ、牛肉、豆腐、納豆などのタンパク質に多く含まれています。
寝る1時間前にホットミルクをとるといいそうです。
●睡眠ホルモン
無理なダイエットをすると覚醒ホルモン「オレキシン」がでて太ってしまいます。3食きっちり食べて正しく寝ると、痩せることができます。
また、心の不安を整理することや、ストレッチで筋肉を伸ばすことで、睡眠ホルモンが分泌されます。
●快眠ストレッチ
①特に顔のストレッチ
顔の部品を中心に寄せて、一気に脱力してバカの顔
②首のストレッチ
20秒かけてゆっくり首をまわします。
③背中
ゆっくり前かがみになって、背骨の間を拡げるイメージで広げていきます。
寝る間際のスマホチェックが、眠れない人が増えている原因の一つになっているともいいます。気をつけましょうね。