夏場になると悪者のように嫌われている「汗」ですが、体温調整のためには大切な機能。

この機能がうまく働かないと、体温が上昇してしまい最悪の場合には、熱中症となり生命の危機にまで陥ってしまいます。

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人間は、元気でいるためには体温36℃代を保っている必要があり、体温が1℃上下するだけで、全身の機能に影響してきます。

風邪で体温38℃オーバーしたら、大騒ぎですもんね。^^;

汗には、サラサラの良い汗と、ベトベトの悪い汗があることが知られています。

また、汗をチェックすれば、健康状態ばかりか病気の予兆まで知ることができるそうです。

汗のスペシャリスト、五味クリニック院長 五味常明先生が汗の科学を教えてくれました。

汗でわかる健康状態

いい汗はサラサラして美肌効果があり、蒸発しやすくニオイもありません。悪い汗はベトベトして、嫌なニオイになり体温調整もうまくいきません。

悪い汗は、汗腺の機能がうまく働いてないため、水分と本来体内に戻すべきミネラル成分も一緒に排出してしまいます。

汗の中の塩分濃度で、よい汗か悪い汗が判断できるそうです。塩分濃度が高い汗は、いい汗ではありません。

若い人に、いい汗が出てない人が多いそうです。汗腺を目覚めさせることで、いい汗に変えることができます。

●汗腺を目覚めさせる入浴法
悪い汗をいい汗に変える方法は汗腺を目覚めさせることです。

①両手のひじから先と膝から下を42℃のお湯に10分~15分浸けます。

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汗腺は脳から遠いところから老化していくので、その老化しやすいところを集中的目覚めさせることで、汗腺を活性化させます。

この時に、お湯にお酢を加えると発汗がさらに促されて効果的だそうです。

10日間続れば、塩分濃度も汗の出方も変わりとってもいい汗になってました。

●お風呂上りに気をつるけること
風呂あがりには、脱水状態になるので水分を必ず飲むといいそうです。

この時の飲み物は、ミネラル炭酸泉や麦茶を温めたものが一番いいそうです。

●汗をかく部位でわかる健康状態
・上半身だけ汗をかくのは、糖尿病の疑いがあります。
・首から上ばかり汗をかくのは更年期障害です。
・膝の裏は、筋肉の発汗からでたいい汗です。

・わき汗はいい汗です。
・シャツの上から撥水スプレーを付けておくとわき汗が目立たなります。1日もつそうです。
・玉のような大粒な汗は、いい汗でありません。

・Tシャルに白い塩分がでるのは、悪い汗です。

その他、汗に関する情報は・・
ベトベト汗をサラサラ汗に改善するには? 駆け込みドクター
ミョウバン制汗剤の作り方 女性も加齢臭と更年期多汗症に L4YOUを紹介していますので、一緒にご覧になってくださいね。