ラジオ体操は若い世代にブームを巻き起こしていますね。私達が子供の頃は、体育の前の準備体操や夏休みの朝の体操としてずいぶんラジオ体操をやったものです。
数十年たった今でもやり方を覚えている人は多いのではないでしょうか?
そんなラジオ体操ですが、いつしか学校でもやらなくなり、「ラジオ体操第一よ~~い♪」と言う音楽からも遠ざかっていました。
ところが、このラジオ体操こそが、身体中の筋肉をまんべんなく動かせる体操として、また注目を浴びています。
体には、全部で600程の筋肉があるそうですが、ラジオ体操は、その内400もの筋肉を使うそうです。たったの3分で、400もの筋肉を使える体操は、ラジオ体操しかないかもしれませんね。
またラジオ体操の人気の秘密は、ダイエットと「くびれ作り」。ウエストが細くなり、効果的にくびれを作る体操として若い世代に大人気。
そんなラジオ体操ですが、間違ったやり方では効果半減。そこで、ラジオ体操の火付け役でもあり、「大人のラジオ体操」の筆者でもある中村格子先生が、正しいラジオ体操のやり方を伝授してくれました。
■腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
ポイント 両足のかかとを付けてつま先だけで屈伸
O脚改善、ヒップアップ、美脚の効果があります。
■腕をまわす運動
ポイント 肩甲骨を使ってバケツを振り回すように大きく回す。
肩甲骨周辺の血行を良くすることで肩こりの解消になります。
■体を回す運動
ポイント タイルを使って円を描くように、腕の間に頭が入るように。
体の歪みを改善し、腰痛や便秘解消にも効果が期待できます。
大人になると体の使い方の癖や歪みで、体幹筋のバランスが悪くなり、この動きがスムーズにできないという人が多いそうです。
また、ラジオ体操の5番、6番、7番をきちんとマスターすると、腰痛予防とくびれ作り効果があるそうです。
5番 横に曲げる運動
手は耳の真横に、脇腹が伸びていることを意識します。腕の振りは素早く
6番 前後に曲げる運動
前に曲げたときは、後ろの景色をみるイメージで、3段階で勢いをつけて前に曲げます。
7番 ねじる運動
力を入れず、でんでん太鼓を振るように体をねじります。最後は、指先を見ながらねじります。
この運動を正しく行うと、普段使うことのない脇腹や腰が刺激され、リンパの流れが良くなり、ウエストラインがスッキリするそうです。