今、「どこでどう死ねばいいのか」わからない時代になっています。
ようやくの思いで確保した介護施設も、病気になると施設をでて病院へいかなくてならず、病院で治療が終われば、3ケ月以内に退院しなければなりません。
そして、再び探し始める介護施設・・・その繰り返しに本人も介護する側も疲れ果ててしまいます。
今、本当に死ぬのが難しい時代になってしまいましたね。
国は在宅介護をすすめていますが、その体制もフォローもできてない状態で、すべての負担は介護する家族に回ってしまってます。
そんな高齢者介護のありかたに疑問を感じ、「親を安心して預けられる病院」の理念を掲げ、現会長の大塚宣夫医師が、33年前につくったのが青梅慶友病院です。
患者さんと家族は「顧客」です
青梅慶友病院の最大の特徴は、医療をサービス業とし患者さんと家族を「顧客」と捉えていることにあります。
そのため、すべては患者さんと家族さん優先の体制になります。
患者さんは、朝起きるとパジャマから着替え、病院内で自由に過ごしコンサートやコーラス部や映画部など、様々なイベントを楽しみます。
食事は、病院食とは思えない美味しさ。テーブルを囲み皆で楽しく食事を楽しみます。また、専属シェフがつくる美食倶楽部を楽しむこともできます。
お酒を飲むのも自由、家族は24時間いつでも見舞いにくることができ、家族のための宿泊施設や休憩室も用意されています。
入院時は、病院生活を送るのに最低限必要な衣服等などすべて用意されているので、身一つで入院することができます。
医療方針は「苦痛に満ちた惨めな長生きよりも豊かな一日を実現する医療」そのため、不要なチューブや、検査・投薬を最小限に抑えているそうです。
入院は、患者さんが望むまで、最後までしっかり見守られます。長期の方で10年、平均で3.5年の入院で亡くなられているそうです。
自分の人生を、威厳を保ちながら誰にも迷惑をかけず最後まで楽しく、しっかりと生きていきたい。そんな方が入院されているそうです。
看護、介護、医療の三つがバラバラでは、けっしてできない理想的な「終の棲家」。その姿の1つが青梅慶友病院にありそうですね。
料金は、ちょっと高めです・・
個室 63万円~ 、2人部屋 41万円~ 、4人部屋 32万円~のようです。
お金が余裕がある人には、本当に理想的なんですけど・・
国が補助してくれてもう少し安くなり、このような施設を誰もが安心して利用できる社会になってくれることを強く望みます。
◆病院情報
東京都青梅市大門一丁目681番地
最寄駅:JR青梅線 河辺駅
車:新宿から圏央道 青梅IC経由 約50分
TEL:0428-24-3020(代表)