いま、シニア以降の新しい生活スタイルとして高齢者向け住宅が注目されています。

紹介されたのは「サービス付き高齢者住宅」と「高齢者向け分譲住宅」。いずれも、今話題の高齢者住宅です。

千葉県稲毛市にある「スマートヴィレッジ稲毛」は、リッチで文化的な施設がいっぱい。

住居者は、思い思いの施設で楽しみます。最大の特長は、朝夕「なだ万」監修の食事がついていること。最も手間のかかる食事込みの施設なのです。

一方、那須にある「ゆいまーる那須」は、サービス付き高齢者住宅。大自然に囲まれて、ケア付きの生活が保証されています。

それぞれの主な特長を比較してみると・・

サービス付き高齢者住宅

特長は
・形態 主に賃貸(一代限り)
・年齢制限 原則60歳以上
・サービス サービスは住宅により異なるが
 食事や掃除、介護・医療など個人が必要なものを選択
・費用 入居時 敷金(家賃先払いの場合も)
 月々 家賃、共益費、サービス費
・法的な基準 法律で規定
 設備の基準
 バリアフリー構造 原則25平米以上
 台所、水洗トイレ、収納設備、洗面設備、浴室の設置
・サービスの基準
 少なくとも「安否確認」「生活相談」
 ケアの専門家が日中に常駐

【ゆいまーる那須】の場合

栃木県那須町にある「ゆいまーる那須」は、サービス付き高齢者向け住宅です。

入居条件は60歳以上、入居者は介護サービスを受けることができます。

施設の特色は、自分の得意分野を活かして働けること。そば屋さんは週2回の蕎麦打ちで、月1万円の収入。そのほか、美容師さんもいるそうです。

部屋の広さは46平米。トイレやお風呂などに、緊急時の呼び出しボタンがついてます。

また、施設内には介護サポートを行う「ディサービスセンター」があります。ユニークなのは、入居者が「散髪」「蕎麦打ち」など自分のキャリアを活かした仕事につけることです。

・予算
 敷金 なし
 前払金 1137万円~(33.12平米)(15年分)
・月額
 サポート費 3万円 共益費 8000円

高齢者向け分譲住宅

特長は
・形態 所有権
・年齢制限 制限のない物件も多い
 親子で入居可能な場合も
・サービス マンションが独自に生活や医療をサポート
 温泉やレストラン、娯楽施設
・費用
 購入費
 月々 管理費 利用料 水道 光熱費など
・法的な基準
 特になし、いわゆる付加価値マンション

【スマートヴィレッジ稲毛】の場合

朝食2食付き(日本料理店なだ万監修)の食事
屋内施設~カフェ、カラオケ、デンタルクリニック、ジム
屋外施設~ゴルフ打ちっぱなし、野球場、テニスコート

・予算
 購入費 1360万円~(33平米~)
 初期費用  199万5000円
 月額  利用料8万9000円/人(朝夕食事込み)
 管理費 8000円~

どちらも、魅力いっぱいの施設。高齢者向けの、新しい生活スタイルがどんどんでてきそうですね。