高齢化社会になり、今日本は一人生活の世帯が急速に増えています。

子供とは別に生活をする人が当たり前となり、死別したり、離婚、未婚などによりほとんどの人が一人生活の現実に直面します。

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2030年には家族の構成が大きく変わり、一人暮らしの世帯割合は4割、その中の4割が65歳以上の世帯だといいます。

その中でも、寿命の長い女性の割合が高くなると予想されています。いま、その17年後生活を見据えて動き始めた人達がいます。

NPO主催の「一人暮らしセミナー」に40歳~70歳までの一人暮らしの女性達が参加し葬儀場に向かいました。

このNPOは、死亡届けから納骨までを代行するそうです。

参加した人は、最後を誰が処理してくれるのか確認できたので心配が解消しました、と語りました。

東京新宿にあるこのNPOには、今会員が900人いるそうです。頼る家族のない、一人暮らしの女性の加入が増えているそうです。

今は元気で問題はありませんが、10年20年たったとき家族がいなければ家族に変わる繋がりが必要だと言います。

65歳の独身女性は、一人の老後を見据えて、病気のときの対応などをノートに書いています。

彼女はNPOの紹介で、近くに住む他の会員と定期的に集まっています。この日は、災害避難場所との確認です。

同じく考えている人が身近にいる、手を差し伸べあえる仲間がいることは大きな安心だと語ります。

また、結婚してますが、45歳の子供のいない女性も参加してました。同じ不安を抱える人と話してみたかったといいます。

この会では、本名や住所は明かさないそうです。その方が本音で話し合うことができるそうです。

一人で悩んでも老後の不安は消えません。新たな出会いを求めてこそ、前に進むことができます。その言葉が印象的でした。

17年後の2030年、その準備を描いておく必要がありますね。