5月になると、毎年話題になる5月病。進学や就職、転勤など3月から4月は、人生の大きな 変化がやってきます。
その変化に適応できないでいると、人はいとも簡単にうつ病になってしまいます。
うつ病の患者数は、推定250万人いると言われています。
うつ病になると、意欲の低下、集中力の低下 決断力の低下、不眠、めまいなど症状が現れてきます。
ちょっとだるいだけ・・調子がおかしいな・・、 などと思っている間に、「うつ病」になってしまいます。
そうすると、仕事や学校へ行けなくなったり、日常生活が 辛くなったり、最悪のケースは自殺してしまうこともあります。
うつ病は、精神的な問題ではなく、れっきとした脳の病気であり、セロトニンやノルアドレナリンの不足が関係していると言われています。そのため、しっかりした治療を受けることが必要です。
特に、私たち中高年世代の場合には、更年期障害で似たような症状があらわれるので、どう区別判断すればいいのか注意が必要ですね。
「うつ病」を予防するポイントは、 生活のリズムをしっかり整えることだといいます。
また、ストレスには、赤い食べ物が有効だそうです。
番組では、食事、リラックス、運動を取り入れた、うつ病完全予防法を教えてくれます。
うつ病を予防する赤い食べ物とチェックリスト
うつ病になりやすいのは、男性より女性のほうが 2倍なりやすいそうです。
うつに、女性ホルモンの周期がかなり影響することが知られており、 生理や出産、更年期などの要因もあるそうです。
また、脳の構造も男性より複雑という理由もあるそうです。
うつは、心の風邪だというくらい身近な病気なので 、だからこそ注意が必要です。
●うつ病になりやすい人チェックリスト
①仕事熱心 ②几帳面 ③責任感強い ④凝り性
⑤生真面目 ⑥我慢強い ⑦NOと言えない ⑧頑固
8項目のうち4項目以上チェックのついた人は 要注意だそうです。家族やペット、車など大切にしていたものを失うと、うつ病を発症することがあります。
●優つとうつ病の違い
優つは数日で良くなってくることが多いのですが、優つな気分が2週間続くのがうつ病の診断基準となります。
頭痛、めまい、倦怠感が続くなど 身体症状が出る人もいます。
●うつ病は心の病気ではなく脳の病気です。
脳の中には脳内ホルモンがあり、 人の感情をコントロールしてます。
幸福感・・セロトニン
わくわく感・・ドーパミン
やる気、判断力・・ノルアドレナリン
この脳内ホルモンのバランスが崩れると うつが発症します。その元凶は、ストレスだと言われています。
●うつ病にならないための4つのS
①食事のS タンパク質+ビタミンB群 鉄などにより脳内ホルモンが作られます。
この3つが同時に入っている食べ物は、赤みの肉、赤みの刺身、かつお、レバー、 卵などの動物性食品です。
赤い食べ物を食べるとバランスよく摂取できます。
②睡眠のS
作られた脳内ホルモンは、昼間活動しているときに 消費され、寝ている間につくられるため 睡眠はしっかりとることが大切です。
③生活リズムのS
脳内ホルモンは分泌される時間が決まっています。そのために規則正しい生活が必要です。
④スイッチのS
脳内ホルモンを上手に遣うためには、仕事と遊びのスイッチを上手に切り替えことです。
脳は、同じところを使っていると疲れてしまいます。別のところを使うことで、使っているところを 休めることができます。
精神的なストレスとか関係なく、 手術などによる肉体的なストレスが起因して うつになることもあるそうです。
うつをしっかり防ぐための4つのポイントを意識して生活することで、防ぐことができます。
おかしいなと思ったら、気軽に受診してみることが大切。
頭痛や吐き気など身体症状が先行している場合には診療内科、楽しくないななど精神症状が強い場合には精神科、と覚えておくといいそうですよ。