改めて言われてみますと、確かに座り方というのは重要だということに気付かされます。
毎日の生活を考えてみますと「寝る・立つ・動く・座る」の4つの動作でくり返されています。
その中でも、起きている時の大半は座っている動作。座る時は、直接畳にすわるか椅子になるわけですが、最近は、ほとんどは椅子での生活になってますよね。
座る時間が1日6時間として70年生きるとなんと、なんと17年間もの間に座り続けていることになるそうです。
その間、悪い座り方をしていれば当然のように、身体に悪影響を与えることになります。
●代表的な悪い座り方
①ほおづえ座り
②ひじ付き座り
③脚組み座り
④背中座り
⑤だんご虫座り
座り方が悪いと、頭痛、めまい、腰痛、肩こりのほか内蔵に悪影響を与えてしまいます。
姿勢が悪いためいつも内蔵が圧迫され、胃酸が逆流するようになり逆流性食道炎なるリスクがあります。
●理想の座り方
①座っている面に対して背中が垂直
②膝の角度が90度
③足が床にしっかり着いていること
前かがみになってお尻を椅子の後ろまでつけて座ると、正しく座れます。
正しい座り方をするために重要なのが骨盤です。骨盤が前に倒れていると、だんご虫座りに骨盤が後ろに倒れると、背中座りになってしまいます。
バスタオルをくるくる丸めて、輪ゴムで止めてお尻の下にひくと骨盤が立ち、正しく座ることができます。
●足のむくみをとる方法
足のむくみは、足の静脈の血液の流れが滞って起こります。足首の運動をすると、足のむくみが驚く程とれます。
足首の運動は、座っていながらつま先とじかかとを交互に動かすだけ。そうすると、ふくらはぎの筋肉が働き、第二の心臓のポンプが動き始めます。
さらに、深呼吸をすると、体内の胸郭が大きく動き足の血流が大きく動きだします。
深呼吸は1時間おきに5回程度するといいそうです。
乗り物に長時間のっている時や、被災地などであまり動かないときにも、足首の運動と深呼吸をすることで静脈血栓塞栓症を防ぐことができます。
●パソコン座りで注意すること
背中を丸め首を前に出してパソコンをしていると、なんと首にかかる負担は5.5倍に増えてしまいます。
そのため、肩こりや頭痛が起こるようになります。
パソコンをするとき座り方
①キーボードを打つときに肘の角度が90度になるように椅子の高さを調整します。
②足が浮いてしまうときは、空き箱などを置いておきます。
③モニタの高さは、目の高さが理想的。ラップトップPCを台に置いて目の高さまに合わせ、別売りのキーボードを使うといいそうです。
でも、③はちょっと無理そうですよね・・。できるだけ、背筋を伸ばして正しい姿勢でパソコンをしてください。