血圧を下げる薬で知られているカルシウム拮抗剤は、グレープフルーツと一緒に摂ると薬の効果を増強させ、血圧が下がりすぎたり、意識が低下するこもあることは良く知られていますね。
ところが、他にも薬との飲み合わせが悪い食品があり、中にはあまり知られていない組み合わせがあります。
年齢とともに、飲まなくてはいけない薬が増えてきます。悪い組み合わせを頭の片隅に入れておくと良いですね。
●骨粗しょう薬とヨーグルト
ヨーグルトなど乳製品に含まれるカルシウムが、骨粗しょう薬と結合して、効果を弱める場合がある
●抗生物質(セファレキシン)と牛乳
牛乳などの乳製品と抗生物質(セファレキシン)を一緒に摂ると効果を弱める場合がある
●抗アレルギー剤(アレルギー性鼻炎薬)と甜茶
花粉症などに効果があるとされている甜茶といっしょに飲むとめまいや吐き気、腹痛や手足のしびれなどの症状が出る場合がある
●抗血栓薬と納豆
納豆は血栓ができるのを防ぐと言われていますが、抗血栓薬と一緒に摂ると、納豆に含まれるビタミンKが薬の効果を弱める場合がある。
●アスピリンが含まれる風邪薬と炭酸飲料
コーラなどの炭酸飲料と風邪薬を一緒に摂ると、効果が薄れる場合がある。
●ピル(経口避妊薬)とセントジョーンズワート
セントジョーンズワートと言うハーブ(サプリメント)とピルを一緒に摂ると、ピルの効果が弱まる可能性がある。
●エストロゲン(結合型)とビタミンCを多く含む食品
ホルモン補充療法などで使われるエストロゲンと柑橘類やいちごなどのビタミンCを多く含む食品を一緒に摂ると効果が薄れ、不正出血を起こす可能性がある。
組み合わせによっては、薬の作用を高めたり弱めたり、また副作用を強くしたりしますが、起こす頻度が低いものもあります。
全員に起こる訳ではありませんが、万が一起きた場合、知っていると早い対処ができますね。