日本で長生きといえば、双子姉妹のきんさん、ぎんさん。金さんは107歳、ぎんさんは108歳ですから、一般的な平均寿命より20年も長生きしました。そのぎんさんの娘さん四姉妹も、みなさん90歳オーバー。
私たちの周りにも長寿の家系というのはありますよね。やっぱり、寿命は遺伝なのか・・と思わされます。
しかし、このところ長寿遺伝子なるものが発見され、長寿遺伝子(サーチュン遺伝子)を活性化させると、だれでも長寿になれると言われています。
では、長寿遺伝子は、生活環境によって本当に活性化するのか。
双子兄弟芸人のザ・たっちが10日間、生活環境を変えての実験を実施。はたして、長寿遺伝子は生活によってどのように変化するのか、大注目です。
まず、ぎんさんの4姉妹による「ぎんさんの教え」とは
●自分のことは自分でやる
●足を丈夫にする
●腹八分目
これが基本です。
番組では、4姉妹の長寿遺伝子の活性度を調べました。基準は51.1。
年子さん(98歳) 52.19
千多代さん(94歳) 83.91
百合子さん(91歳) 88.88
美代さん(89歳) 80.16
年子さんをのぞいては、皆さん平均よりはるかに上でした。年子さんが活性度が低かったのは、検査時の生活や体調の乱れではないかと言っていました。
細胞分裂の数は、テロメアと言う物質によってき決められていますが、いつまでも健康でいられる理由は、このテロメアの長さによります。細胞分裂を繰り返すたびに、このテロメアは短くなって行きます。
この細胞の中にある長寿遺伝子が元気だと、テロメアが保護や修復をされ、短くなることはなく長くいることができます。つまり、細胞が分裂できる回数が増え、健康で長生きできると言うことになります。
では、この長寿遺伝子を元気にするにはどうしたらよいのでしょう。それは、腹七分目の食事を続けることです。腹七分目生活を10日間ほど続けると、その効果が表れるそうです。
そこで、ザ・たっちが10日間の腹七分目の生活に挑戦しました。まず、普段通りの生活を続けた弟かずやは、実験前76.31、実験後74.64。
結果は、以前より悪化していました。続けて、腹七分目の生活を続けた兄たくやは、実験前77.75、実験後81.28。わずか10日間で3.5以上アップしました。
番組の実験は10日間でしたが、長期間続けることが大切です。3食腹七分目がきつい人は、1日を通してカロリーを抑えてもよいそうです。腹七分目の生活を続けると、脳の活性化にもつながります。
だれでも持っている長寿遺伝子は、腹七分目の生活で活性化されることが証明されましたね。