免疫力ってよく聞きますよね。免疫力が下がると病気になりやすくなるので気をつけるように・・・、などなど。
いつも気軽に使っている言葉なのに「免疫力」って本当はよくわかってない人が多いと思います。そんな疑問に応えてくれる情報があったので紹介します。
免疫力測定で免疫力をアップし健康維持
免疫とは、体内に侵入した細菌やウィルスをやっつけたりがん細胞が増殖しないようにする身体の防御反応のことを言います。
この役目を司るものとして、ウィルスをやっつける「T細胞」、がん細胞をやっつける「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」などがこの頃テレビなどによく登場し、知られるようになってきました。
その他にも、いくつものの免疫細胞があるそうですが、これらの免疫細胞が、血管やリンパの流れにのり全身を監視し、異常があった場合には、即攻撃し身体の安全を守ってくれてます。つまり、免疫細胞は、身体の警察官の役割をしているですね。
免疫力とは、この免疫細胞の数や比率、増殖能力のことを総称して言うそうです。でも、自分がどれだけ免疫力があるのか、チェックできればいいのですが、今まではそのような検査方法はありませんでした。
しかし、東京医科歯科大学廣川名誉教授が開発した免疫力判定法は、自分の免疫力を検査し数値で示してくれるのでとってもわかりやすくなりました。
検査方法
免疫力判定検査の医療提携機関へ行き、採血(2ml・8ml)し、T細胞を分離し3日間培養します。結果がでたら聞きにいきます。測定結果はレーダーチャートになって表示されてます。
免疫力判定法でわかること
①免疫全体の能力
②T細胞を作り出す能力
③T細胞の能力
④新病原体への対応力
⑤病原体への反応力
⑥病原体を駆除するB細胞の働き
⑦がん細胞やウィルスへの攻撃力
これらの免疫のグレードをスコアとして示してくれます。そして自分の、Tリンパ球年齢、免疫力年齢が示され、免疫力が安全レベルにあるのかどうかを知ることができます。
免疫力が下がっている場合の対処法
免疫力は、
①バランスの良い食事
②適度な運動
③規則正しい生活習慣
④腸内環境
⑤ストレス
などが影響しており、これらの項目を改善することで免疫力もアップするようです。
免疫力を測定したい人は、東京医科歯科大学廣川名誉教授が、株式会社健康ライフサイエンスのHLS サイトで検査できる全国の提携医療機関を紹介してますので、参考にしてください。
これからは病気になる前の、予防医学の時代です。この検査方法が、もっと気軽に受けられるようになるといいですね。