基本的には、人間の肌で一番綺麗なのは、赤ちゃんの肌。本当にその通りですよね。
あのプリプリ、しっとりした肌に触ると、「あ~あ、肌ってこんなだったんだ~」と思いますよね。(^_^;)
今回の美の指導をしてくれるのは、東京銀座の「よしき皮膚科クリニック銀座」医院長の吉木伸子先生。
美肌をつくるためには、日々の手入れなのですが、実は間違ったケアをしているため、逆に肌を痛めてしまっていることが多いそうです。
その間違いを正すだけで、かなりお肌の状態は改善すると言います。例えば、水を沢山飲む、お風呂で長時間汗をかく、オイル洗顔は間違いだといいます。
また、洗顔にはホイップタイプやクリームタイプなどの泡立てるものではなく、低刺激性の固形石鹸を使い、たっぷり泡立て、こすらずに洗うのがコツだそうです。
正しいスキンケアには、自分の肌の状態をしっかり把握しておくことが大切です。
洗顔して、20~30分すると肌がベタベタしてくるのはオイリー肌、肌がつっぱってくるなら乾燥肌だそうです。
また、肌の状態は、TゾーンとUゾーンでは同じ人でも、まったく違った肌の状態になっているそうです。
今回は、たるみ毛穴の正しいケア方法を教えてくれます。たるみ毛穴は、毛穴のまわりを支えている真皮のコラーゲンが減少して、毛穴が緩んで広がってしまうと言うメカニズムから生じます。
改善の方法は、コラーゲンを増やして肌のハリを取り戻すことですが、コラーゲンは、食品で摂っても直接お肌に効果があるわけではありません。
コラーゲンを増やすためには、スキンケアが大切だと吉木先生は言います。
吉木先生のコラーゲンを増やすための3つのスキンケア
ピーリング
表面の角質を取るケアです。老化とともに肌の表面が衰えて、古い角質が厚く積もってしまうので、ピーリング剤で古い角質を取り、代謝を高めます。
ピーリング剤は、塗ってちょっと時間をおいてから洗い流すもの、もしくは塗っぱなしにできるものでもOKです。
拭き取るタイプや、ゴマージュとかスクラブとか言われるゴシゴシこするタイプのものは肌の負担になります。肌が弱い人は、顔を濡らしてからピーリング剤をのせると良いそうです。
ピーリングのあとは、肌が多少敏感になり乾燥しやすくなりますので、紫外線対策や保湿をしっかりすることが大切です。
ピーリング剤を流した後、お肌がツルツルしているとピーリング剤の効果が期待できます。
ビタミンC誘導体
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける働きがあります。しかし、そのままの状態ではお肌に浸透しないので、ビタミンC誘導体の配合の化粧水や美容液を使います。
コットンの繊維で叩くとコットンの繊維で肌を細かい傷つけてしまうので、手で優しく載せるように、また、書いてある使用料を惜しみなく使うのが基本。
また、イオン導入器の美顔器を使うとより効果的です。弱い電流でビタミンCを20倍浸透させることができます。
選ぶポイントは、シンプルでコンパクトで使いやすいこと、また、指定のビタミンC誘導体美容液を使うタイプではなく、どんなビタミンC誘導体の美容液でも使用できる汎用性が高いものがオススメです。
レチノール
レチノールは、ビタミンAの一種で、お肌のコラーゲンを増やし、効酸化作用や美白作用、老化防止などの作用があります。
レチノールは、効果の高い分、若干刺激になることがありますので、お肌の弱い人は、週1回~2回を目安に始めることがポイントです。
レチノールは、どんな方でも量が多かったりすると刺激になり、多少赤くなると言うのが普通です。少し赤くなる程度なら、問題ないようですが、お肌がどんどん赤くなる人は、頻度を落としたり、手持ちの美容液で薄めて使うことをオススメします。
もともと皮脂が多く毛穴が目立つタイプの人は、生活習慣を見直し、脂っこい物や甘いものを食べ過ぎないことも大切です。
早寝早起きの規則正しい生活を心がけ、それでも皮脂が出てきてしまう場合は、あぶらとり紙でこまめに皮脂を抑えると良いそうです。