ネット通販薬は、日本では、処方箋や販売時の説明などが不要な第3類医薬品のみ認められています。

私たちがネットで買えたら楽だと思う第2類医薬品(バファリン、パブロン、漢方薬、水虫薬など)は、ネットで購入することができません。

この制度が良いのか悪いのかは置いておいて、海外から個人輸入するやせ薬で健康を害したり、最悪の場合死亡すると言うニュースは、後を絶ちませんね。

情報LIVEただイマで紹介されていたダイエット薬の名前はMDクリニックダイエット。購入して体調を崩した女性を取材しました。

女性は、タイではダイエット薬として承認をうけ処方されている薬なので、安心して購入しました。

クチコミや体験談が多くのっており、身長と体重だけいれれば購入できる手軽さが決めてで発注しました。

1回目、2日目では効果があったのですが3回目の服用より異変が・・身体のだるさ、目の上のピクピク、フラつき感があり服用を中止しました。

この薬を分析したところ、シブトラミンとフルオキセチンという国内未承認の成分がでてきました。この成分は副作用が強く、米国でも承認取り消しになっているものです。

この薬が原因で死亡したと思われる事件が、これまで4例あったそうです。この薬を輸入している、国内の個人輸入代行業者は15社。タイからの医薬品を代行で輸入してます。

サイトを見てみると、世界一のダイエット効果などの説明ばかりで、危険性については一切書かれておりません。

番組スタッフが電話して問合わせたところ、すべての電話はデタラメ。さらに、スタッフがタイへ行ったところ、住所もデタラメでした。

インターネットで購入できる「やせ薬」には、未承認の物が多く、何か起きても保障の対象にはなりません。泣き寝入りするだけですね。

ネットでは噂が噂を呼び、やせ薬は口コミで広がります。薬を使って痩せたい場合は、日本の医師の処方の元、用法容量を守って飲みたいものです。