一昔前は、男性なら免許を取るのが当たり前、車は最低一家に一台が当たり前の時代でした。

交通手段のない地方では、車がないと生活しづらいこともあり、まだまだ一家に数台の車がある家庭が多いですが、首都圏、特に東京では車を持たない人たちが増えています。

首都圏で暮らしていると、交通手段があるため、余程のことがないと車の必要性を感じません。そのせいか、免許を取る必要性を感じず、免許を持たない若者が増えています。また車に関心がなくなった若者も増え、「若者の車離れ」などと言われています。

近い未来には無人タクシーが登場し、ますます自家用車の必要性を感じない時代になりますね。

そんな時代を反映して、カーシェアリングと言う考え方が広まってきました。

カーシェアリングとは

カーシェアリングは、1台の車をみんなで使うことを意味します。カーシェアリングの考え方は、会費を払って自宅近くにある車を使いたい時に使うということです。

レンタカー会社などの店舗に出向くことなく、スマホから申し込みが完了します。

カーステーションと言われる駐車場に車が用意されていますので、空いていれば24時間使うことができます。カーステーションは、タイムズの駐車場内にあることが多く、首都圏ではあちこちで見られます。

大きなカーステーションでは5~6台、小さなカーステーションでは2台くらい用意されています。

借りる時間が15分単位と短く設定され、長めに申し込んでも、申込時間より短く終わった場合、かかった時間の料金だけしか取られません。

一般的なレンタカーは、借りるときも返す時も営業所の営業時間内に出向く必要があり、営業時間外になると料金が高くなります。

その点、カーシェアリングは24時間いつでも車の出し入れが可能ですので、気軽に借りることができます。ここがレンタカーとカーシェアリングの大きな違いです。

ただし、カーステーションによっては、車の台数が少なく、場所によっては借りたいときに借りられないということもあるようです。

ただ、これから先、カーステーションはどんどん増えていくと思いますので、ますます便利になること間違いなしです。

タイムズプラス カーシェアリングを使ってみた

当サイトを運営する事務局は会社ですので、法人として「タイムズプラス カーシェアリング」申し込みました。

法人の場合、月会費は不要でした。個人会員の場合は、1030円の月会費がかかります。

費用は、15分206円(ガソリン代込)です。

当社から歩いて3分ほどの場所にカーシェアリングがありますので、まず、スマホで車の予約を入れました。

タイムズカーシェアリング申し込み方

車種は4種類ほどありましたが、1時間ほどと短い時間でしたので、日産のコンパクトカーにしました。

出かける数十分前でも車さえあればすぐに予約し出かけられるのでとても助かります。

目的によっては高級車で行きたいときもありますよね。そんな場合は、ベンツに乗れるカーシェアリングもあります。

申込から出発までの流れ

はじめにタイムズプラスに申し込みが完了すると、会員カードが送られてきます。車を使用するときは、そのカードが必要です。

車の後方の窓ガラスにシールが貼ってあり、会員カードをシールにかざすと、ドアのロックが外れます。

タイムズカーシェアリング手順1

車に乗り込み、助手席のダッシュボードを開けると、中に車のカギが保管されています。ここから鍵を抜きとります。

タイムズカーシェアリング手順2

通常運転するように鍵を差し込み、ブレーキを踏みながらスイッチオンするとエンジンがかかります。

タイムズカーシェアリング手順3

スイッチは、運転席側のハンドル近くにあります。

非常にシンプルな流れで車を借りることができました。

初めの時間配分を甘く見ており、1時間で問題ないと思っていましたが、途中事故渋滞があったり、目的地が思ったより遠かったため、時間の余裕がありませんでした。

借りるときは、余裕を見た時間設定をした方が安心です。それでも、1時間乗って824円と言うのは格安ですね。タクシーで目的地まで行って戻ってきたら、3000円以上はかかる距離です。

車の返却

時間通りに戻らないと、次に借りる人の迷惑になりますので、時間はきちんと守ります。

ただし、途中何らかの事故などで予定通り帰れなくなった場合は、営業所に連絡を入れ対処してもらうようです。

レンタカーとの大きな違いは、車を返却した後のお掃除がないこと。次の人が気持ちよく使うために、車の中はキレイにして返したいところです。

ニオイ対策としては、車中にファブリーズが用意されていていました。ニオイが気になる人は、シュッとひと吹きしてか出かけると良いですね。

使ってみた感想

使用してみて思ったことは、使用目的によってはとにかく便利だということです。

営業車を所有する営業所で、急に配達が必要になって車が足りない時などは、とても便利だと思います。余裕をもって営業車を確保するより、非常時にだけカーシェアリングを利用するのは経費の削減になるかと思います。

車って、保険やら車検やら結構維持費がかかりますよね。

首都圏にお住まいで、交通の便が良く、近くにカーステーションがある方は、車を手放すのも選択肢の1つです。